ナイトアウェイク

8mmのナイトアウェイクのレビュー・感想・評価

8mm(1999年製作の映画)
2.7
フィルマークス291件目。

扱う題材や素材は、とても好み♦アンダーグラウンドで変態、今の現代なら稀少で貴重よね。ただセックスを扱っただけの、三流サスペンスやポルノでは全くないのがいい。劇中の、変態色が強い部屋の装飾とか大好きだし、地下のHグッズ販売会場が観てて良かった。

そこから、どれだけ降りて行くのか期待したけど、多分観た人は同じ気持ちになるんじゃないかしら。後半は、賛否のターニングポイントだと思う。展開していく毎に、普通の映画になってくし。

いい書き方をすれば、一般社会の中にこそ、そういう狂気が潜んでるものかと、片鱗に触れたような気もした。覆面の男が、その象徴じゃないかしらね。普通に見える、普通の男だったけど、狂気とはそんな人間を隠れ蓑にしてるなと。

主人公が正義感から暴走して、狂気にすら変貌。そして、悪役達が魅力的。劇中の変態映画監督が、変態で良かった♥

もっと、変態な仕上がりだったら、評価点数も上げたかったわね。