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ウィズダム/夢のかけらのtakのレビュー・感想・評価

ウィズダム/夢のかけら(1986年製作の映画)
3.0
学生時代にやらかした自動車泥棒の前科がある主人公ジョン。そのせいでなかなか就職先を見つけられない。ヤケになった彼は恋人と共に銀行を襲う。ローンの書類を焼き払った彼は、一部の人々から英雄視されることに。人々を金銭的なつながりで縛り付け、最後は家や土地を奪う銀行という権力。そこに立ち向かったことで喝采を浴びた二人の逃避行だったが、一転して殺人犯として追われることに。

再起の機会を与えてくれない社会への怒り。エミリオ・エステベスは最近の監督作「パブリック」でも、社会的弱者に目を向けているが、本作は初監督作。トム・クルーズらと共に若手スターとしてチヤホヤされてた80年代に、敢えて監督に挑んだ心意気は評価されるべき。若き日のデミ・ムーアも見どころ。
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