takさんの映画レビュー・感想・評価

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一食ぬいても映画が観たい…と、楽しいことに努力を惜しまない、お熱いのがお好きな映画ファン。ミニシアター 系、ヨーロッパ映画、80年代カルチャーが大好物。

ブログ:Some Like It Hot
http://blog.goo.ne.jp/tak-anakin-skywalker

映画(414)
ドラマ(0)

特攻大作戦(1967年製作の映画)

3.5

 映画「めぐり逢えたら」の中で、女は「めぐり逢い」に涙するけど、男は「特攻大作戦」に涙する・・・というフレーズが出てくる(「ユー・ガット・メール」でもそうだったけど、ノーラ・エフロンは巧いこと言うよな>>続きを読む

ハーフ・ア・チャンス(1998年製作の映画)

3.5

 公開当時、フランス本国では「タイタニック」をしのぐ大ヒットとなったとか。うんうん、そりゃわかるよ。僕もこっちが断然スキ!。アラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモント共演!というだけでも楽しい。往年の>>続きを読む

卍 まんじ(1964年製作の映画)

3.6

谷崎潤一郎の原作に最近手を出した。今までいろんな映像作品があったけど、ビジュアルにばかり気を取られて純粋に物語を味わう心の余裕がなくて。ちゃんと原作を読んでみたくなったのでした。全編、園子が「>>続きを読む

ダーク・ブルー(2001年製作の映画)

4.0

映画を観ていて初めて知る現実。その驚きは心底「映画観続けていてよかった!」という気持ちにしばしばさせる。この映画から得られる知識と感動もそのひとつだ。第二次大戦でチェコにドイツ軍が侵攻、チェコ>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

4.0

 世のお母様方には「子供に見せたくない番組」の上位にランキングされる「クレしん」。”ぞ~さん”とか”ブリブリ~”とか我が子にして欲しくない気持ちは(痛いほど)わかるけど、それだけを理由にこのシリーズを>>続きを読む

ラビット・ホール(2010年製作の映画)

3.3


最近、僕の身近な人が小学生のお子さんを交通事故で亡くされた。遺族や葬儀の司会から紹介される家族のエピソード、生前好きだった曲・・・あれ程心に刺さるような葬儀に参列したことがなかった。それに僕は大学1
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.8

満たされない、持て余された感情が映画の中に充満して、渦を巻いている。登場人物の誰もが抱えているどうしようもない不安。ポスターにも使われている、西日が射し込む居心地の悪そうな部屋。遊園地という日常から離>>続きを読む

スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.8

「まぼろし」「8人の女たち」と秀作が続いたオゾン監督作。フランス映画、プール、殺人・・・と聞いて、アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督の「悪魔のような女」を思い浮かべた方もあったのではないだろう>>続きを読む

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.5

 ハリウッド製ファンタジー映画が巷を賑わす昨今。非現実的な世界へ連れて行ってくれるSFXは確かにすごいんだろう。僕ら世代も80年代SF映画にキャアキャア言いながら大人になった。でも、高校生の頃だったか>>続きを読む

THE 4TH KIND フォース・カインド(2009年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 僕ら世代はスピルバーグの「未知との遭遇」で、第3種接近遭遇(=宇宙人と出会うこと)について初めて知った。それはファンタジー色の濃いもので友好的とも思えるものだった。この「フォース・カインド」で描かれ>>続きを読む

暮れ逢い(2013年製作の映画)

3.0

うーん、切なさが足りない!
「髪結いの亭主」の喪失感、
「仕立屋の恋」の切ない片想い、
「歓楽通り」の一方的な愛情。
胸にずきーんとくるあの感覚はどこへ?と言うのが正直な感想。

恋愛映画がハラハラ
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ロミーとミッシェルの場合(1997年製作の映画)

3.7

 LAで気ままな生活を送る仲良し二人組が、田舎の同窓会出席のためにサクセス・ストーリーをでっちあげる。しかし、そこで彼女たちは本来のあるべき自分に気づく。80年代ポップス満載の楽しい楽しいお気楽コメデ>>続きを読む

白いカラス(2003年製作の映画)

3.3

人種差別発言をしたとのことから大学を追われることになった初老の教授。その直後に妻を亡くし、孤独になった彼は清掃スタッフをしている女性と出会う。二人は体だけでなく次第に心も通わせていく。彼が語り>>続きを読む

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.5

 アバの楽曲を散りばめたミュージカルの映画化。アバは僕にとっては、初めて夢中になって聴いた洋楽。だから劇中流れる曲はもちろん知っているし、歌えるものだって。ラッセ・ハルストレムがスウェーデン時代に監督>>続きを読む

スネーク・アイズ(1998年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ハリケーンが迫る中、アトランティックシティで行われたボクシングのヘヴィ級タイトルマッチ。観戦に訪れていた国防長官が暗殺される事件が起こる。汚職を繰り返していた悪徳警官リックが事件に巻き込まれる。その裏>>続きを読む

アジャストメント(2011年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「フィリップ・K・ディック原作」と言われると、僕ら「ブレードランナー」世代はどうしても弱い。きっと面白くて斬新なSF映画に違いない・・・そんな過剰な期待がつきまとうのだ。アーノルド・シュワルツェネガー>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.3

パンクロック好きな少年ザンが、地球にやって来た異星人の女の子エンに恋をする風変わりなラブストーリー。

すれ違っているはずの会話なのに、不思議な嚙み合い方をして、微妙な意思疎通と理解で物語が進行するの
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ホテル・ニューハンプシャー(1984年製作の映画)

3.5

アービングの原作は読破したのだが、映画化した本作はなかなか観る機会に恵まれず、今回初めて鑑賞。

不思議で、哀しくて、切ない原作の雰囲気を再現しようと努力してるのはわかるのだけど、そもそもエピソードて
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グランドマスター(2013年製作の映画)

3.7

僕ら世代は、小学生でブルース・リーの存在を知り、中高校生の間にジャッキー・チェンに夢中になった。ジャッキー端役だろうが、出演していればどんな凡作でも僕らは観たし、野球中継が中止になったらテレビ各局はジ>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.8

「善き人のためのソナタ」は、1984年の東ドイツが舞台。ある舞台作家を監視することを命じられた国家保安省シュタージに属する主人公ヴィースラー大尉。冒頭に彼が尋問のノウハウを学生に講義する場面。彼が使命>>続きを読む

再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ(1988年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ドラッグ依存で身を持ち崩すお話としては、同時期に製作され、西海岸を舞台にした「レス・ザン・ゼロ」があるけれど、僕はこの「再会の街」の方がずっと好き。というのはラストシーンが好きだから。

同じように”
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映画 日本国憲法(2005年製作の映画)

3.5

以下、2005年筆。

ドキュメンタリー映画「日本国憲法」の上映会に行って来た。監督のジャン・ユンカーマン氏の講演もあり、いろいろ考えさせられるよい機会だった。

2005年は戦後60年の年。イラクへ
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.5

 ジョニー・デップはかつてラッセ・ハルストレム監督の「ショコラ」に出演した。ジュリエット・ビノシュに「あなたに似合うチョコレートはこれね」と言われて、小粒のチョコを口に含み不思議な表情をした。実はジョ>>続きを読む

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.3


「チャーリーとチョコレート工場」の原作、最初の映画化がこちら。おもちゃ箱をひっくり返したようなティム・バートン版と比べると、どことなくダークな雰囲気が漂う本作。ウィリー・ウォンカ氏はマッド・サイエン
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.8

僕は子供の頃から、何か人に物事を伝える職業にどうも憧れていた気がする。そこには必ず言葉がつきまとう。それを武器にして仕事をするならば、きちんと伝えるために最も大切にすべきもの。だから言葉を大切にしてい>>続きを読む

殺しのドレス(1980年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ごめんよ、ネタバレ覚悟で書く。ブライアン・デ・パルマ監督作品にたまに出てくる夢オチ場面。「キャリー」とか、「ファム・ファタール」とか、本作「殺しのドレス」にもショッキングで意味深な夢オチ場面が出てくる>>続きを読む

大脱出(2013年製作の映画)

3.0

ちょっと旧作から。シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガー二枚看板での初共演は刑務所もの。刑務所ものは、脱獄アクション、人間ドラマ、女囚ものなど、様々な映画が製作されてきたが、本作は>>続きを読む

ウェルカム・トゥ・サラエボ(1997年製作の映画)

3.5

ボスニア・ヘルチェゴビナの紛争については日本にいると知らないことが多い。この映画は予備知識がないとチと辛いと思うので、少しばかり解説しよう。いくつもの宗教と人種が入り乱れる旧ユーゴスラビア連邦が分裂を>>続きを読む

記憶探偵と鍵のかかった少女(2013年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます


 人の記憶に入り込める能力を持った探偵ジョンに、自分の殻に閉じこもった少女アナを救って欲しいと依頼があった。簡単な事件だという上司の言葉とは裏腹に、少女の記憶で知る出来事と周囲の人々の証言は異なるこ
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.5

 マジックには3つの段階がある。「種も仕掛けもありません」と確認させること、物を消してみせたりする展開部が第2段階。そして消えた物が最後に戻ってくる、その最後の驚きを「偉業」(プレステージ)と呼ぶ・・>>続きを読む

嗤う分身(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ドストエフスキーの原作を映画化した英国製スリラー。舞台となる時代も場所も特定できない風変わりな世界が展開する不思議な映画だ。主人公サイモンは、ガチガチに管理された会社で黙々と仕事をこなす地味な男。楽し>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.5

クリスチャン・ベイル扮するヤングエグゼクティブが、殺人の衝動から逃れられなくなる狂気を描く意欲作。生活的には満たされているのだが、次第にセックスと暴力にしか興味を抱けなくなっていく。「ビデオ返さなきゃ>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

 2014年アカデミー賞のノミネート作品は、アメリカの大手映画会社の作品が少なく、インディペンデント系の作品が多かった。大手が派手なアクション、CG、アメコミ原作にキャアキャア言っている中、独創的な試>>続きを読む

GO(2001年製作の映画)

4.0

 これは傑作。窪塚クン主演のコリアン・ジャパニーズの青春映画。予告編観た時は、ギターポップが流れる若いコ向けな映画という印象だった。ところがきっちり親世代にも受け入れられるテーマを持ち、さらに親世代を>>続きを読む

ウィンブルドン(2004年製作の映画)

3.3


 ワーキング・タイトル製作の映画たちは僕らに元気をくれる。「ノッティング・ヒルの恋人」しかり「ブリジット・ジョーンズの日記」しかり「アバウト・ア・ボーイ」しかり。ポール・ベタニー演ずる主人公ピーター
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ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.6

実は2作目「ロストワールド」よりもかなり好きな第3作。

「男の子は二種類いる。宇宙飛行士になりたがるヤツと、天文学者になりたがるヤツだ。」
ってサム・ニールの台詞に参りました。最前線に行きたがるの
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