takさんの映画レビュー・感想・評価

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一食ぬいても映画が観たい…と、楽しいことに努力を惜しまない、お熱いのがお好きな映画ファン。ミニシアター 系、ヨーロッパ映画、80年代カルチャーが大好物。

ブログ:Some Like It Hot
http://blog.goo.ne.jp/tak-anakin-skywalker

映画(355)
ドラマ(0)

チキンとプラム 〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜(2011年製作の映画)

3.5

フランスのコミック作家マルジャン・サトラピが自らの手で自作を映画化した意欲作。舞台はむかしむかしのイラン。と言っても前世紀とかそんなんじゃなく、宗教的戒律が厳しく政治に反映されるイラン革命よりも前のお>>続きを読む

告白小説、その結末(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

新作が書けずにスランプに陥っていた小説家デルフィーヌ。そんな時に、サイン会で出会った熱烈ファンと称する美女エル。意気投合したデルフィーヌは、献身的に接してくれるエルに次第に心を許すようになっていく。二>>続きを読む

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.0

フィンランドのアキ・カウリスマキ監督の本作は、ヨーロッパで深刻な問題でもある不法移民をテーマにしている。フランス北部、イギリスとの海峡に面した港町ルアーブル。ある夜、港に置かれたコンテナから子供の声が>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

「007」シリーズ50周年となる第23作「スカイフォール」は、シリーズ最大のヒット作となった。ボンド役に起用されたときは、賛否両論だったダニエル・クレイグも3作目。今でも一部の人々からは"悪役みたい">>続きを読む

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

4.0

 ダニエル・クレイグがボンドを演じる第2作目。 前作「カジノロワイヤル」の1時間後から始まるという、シリーズ初の正当な続編となる趣向も面白いが、逆に「カジノロワイヤル」を観ていない人には説明不足な点も>>続きを読む

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

 6代目ジェームズ・ボンドにダニエル・クレイグを迎えたシリーズ最新作。お正月に007映画が上映されるのって嬉しいよなぁ。「ゴールデンアイ」以来かな?。そして何よりも「リビング・デイライツ」以来となる">>続きを読む

パタリロ! スターダスト計画(1983年製作の映画)

3.0

劇場公開当時、シブがき隊の映画と同時上映だった「パタリロ!スターダスト計画」。配信サービスで見つけたので、懐かしくって久々に鑑賞。あの先駆的なBLギャグ漫画をテレビアニメにしてること自体がすごい、今思>>続きを読む

汚れた英雄(1982年製作の映画)

3.0

角川映画はリアルタイム世代だし、ローズマリー・バトラーの主題歌Riding Highは吹奏楽部で演奏したこともある。だけど映画「汚れた英雄」は観たことなかった…。公開からウン十年経って初めて観ました。>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.2

クィーンは大好きなロックバンド。80年代の活躍はリアルタイムで見てきたし、この映画のクライマックスである、1985年のライブエイド衛星中継放送はテレビにかじりついた。そしてフレディ・マーキュリーが亡く>>続きを読む

イルマーレ(2001年製作の映画)

4.0

 何て美しい絵になる映画だろう。画面を見つめているだけで幸せな気分になれる。冒頭の緑がかった水面を走るカメラ、パステル画のような空と海、その真ん中に海に突き出たモダンな建物。この上なく洗練された映像美>>続きを読む

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ジャン・リュック・ゴダール監督の「中国女」主演女優で妻でもあったアンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝を映画化。「アーティスト」でハリウッドクラシックに敬意を表したアザナヴィシウス監督だけに、ヌーベルヴァーグ>>続きを読む

オーストラリア(2008年製作の映画)

3.3

「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマン監督が、祖国オーストラリアに対する愛情を注ぎ込んだ大作。 同郷のヒュー・ジャックマン、ニコール・キッドマンを配して、豪州版「風と共に去りぬ」とも言うべきスケールの>>続きを読む

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.4

 「スーパーマン」は何度もテレビや映画で語られ続けた物語だ。僕ら世代は、80年代にクリストファー・リーブ主演の「スーパーマン」シリーズを繰り返し観てきた。あの心おどるメインタイトルの旋律は、ジョン・ウ>>続きを読む

倦怠(1998年製作の映画)

2.5

 醜い。シャルル・ベルリング扮するこの男の姿は、実に醜い。性に溺れ、嫉妬に狂う。女の言葉を信じず、目をギラギラさせて、「愛はいらないから真実を話せ」と言う。それは所有欲とも言えるのだろうけど。

彼は
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.4

17世紀のオランダは貿易で富を得て空前の好景気。中でも絵画とチューリップの球根は投機的な取引が盛んに行われており、一夜にして大金持ちにもなれる世界最初のバブル景気"チューリップ熱"の時代であった。孤児>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

 この映画を映画館で観ることは、またとない"映像体験"になる。その予感は予告編を観たとき、既にあった。次々に飛んでくる宇宙ゴミ、崩壊するシャトルのアーム、宇宙空間に飛ばされる乗組員。予告編で椅子にしが>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

SF映画「エクス・マキナ」鑑賞。限られた舞台と登場人物、最小限の特撮ながら、設定の面白さと工夫で作られた秀作だ。

IT企業の社長ネイサンが手がけているAIの極秘開発プロジェクト。社員から抜擢された若
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火星のわが家 MARS SWEET HOME(2000年製作の映画)

2.8

 地味だけど不思議と心に残る映画ってあるよね。秋の夜にはそんな映画が観たい。「火星のわが家」はまさにそんな映画。ニューヨークでジャズシンガーとして活動していた主人公がスランプとトラブルから故郷に帰って>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

 代筆ライターの主人公セオドアは、妻と別れて満たされない日々を送っていた。ある日、人格をもち言葉でコミュニケーションする人工知能OSが発売された。興味を持った彼は早速試す。コンピュータから流れてきたの>>続きを読む

アンドロメダ…(1971年製作の映画)

3.5

70年代以前のSF映画が描く深刻な未来像。子供の頃テレビで観て、繰り返し観たお気に入り映画になったものあれば、生涯残るトラウマ映画になったものもある。「決死圏SOS宇宙船」「猿の惑星」「ソイレントグリ>>続きを読む

アリスのままで(2014年製作の映画)

3.8

 言語学者として大学で活躍していた主人公アリスが若年性アルツハイマーになってしまった現実と立ち向かう姿と、家族の愛を描いた本作。言葉を扱ってきたアリスから、その言葉が少しずつこぼれ落ちていく。周囲の人>>続きを読む

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.5

インド映画にしてはそれ程長尺でもないこの140分には、僕らが映画から学ぶ様々なものが詰め込まれている。親子愛、人情、頑張り続けることの尊さ、現実の厳しさ、老い、夢を叶えること。しかしそれらはバラバラに>>続きを読む

キング・コング(2005年製作の映画)

3.5

 公開された頃から方々でいい評判を聞いていた。映画ファンサイト仲間でも好評だったし、アメリカの有名な映画評論家センセイもベストテンに選出していた。だけど一方で興行収入は今イチとも伝えられる「キング・コ>>続きを読む

SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

3.5

巷では賛否両論あるけれど、おそらくこの映画を評価するのは僕らのようなスピルバーグ映画で大きくなった元少年たちではなかろうか。多くの人が言っているように、これは過去のスピルバーグ作品に対する愛情あふるる>>続きを読む

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.5

 イギリス映画らしいダークな終末感に満ちた近未来SF。少子高齢化が各国で問題となっているだけに、またここ数週間ティーンが自ら命を絶つことが連日報道されるわが国だけに、子供が生まれなくなった未来社会とい>>続きを読む

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.5


クエンティン・タランティーノが脚本を手がけ、職人監督トニー・スコットがメガホンを取ったヒット作。今改めて観るとうまい具合に微妙なバランスがとてれる映画だと思う。メジャー作にもB級作にも向けられた映画
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エデンより彼方に(2002年製作の映画)

3.6

冒頭の街を見下ろすカメラ、タイトル、駅での別離のエンディングとクラシック映画の香りがプンプンと漂う。50年代映画の再現に挑んだ監督のこだわりは見事。エルマー・バーンスタインの音楽も時代を彩る一部となる>>続きを読む

アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.7

アルファ60というコンピュータによってコントロールされている都市アルファヴィル。そこでは人間は喜怒哀楽の感情を持たないようにそうした言葉を削除されている。それに反した人々はプールで公開処刑されるのだ。>>続きを読む

ザ・カップ 夢のアンテナ(1999年製作の映画)

4.0

 チベットからインドに亡命してきた僧たちが暮らす僧院を舞台にしたブータンの映画。世俗を離れて修行の日々をおくる僧侶たちだが、小坊主たちはサッカーで頭がいっぱい。折しも4年に一度のワールドカップが開催さ>>続きを読む

ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.3

 ファッション界で並ぶ者のない成功を手にしたココ・シャネルの若き日々を描いた作品。当時のフランスは女性の生き方にまだ真の意味で自由がなかった時代。映画で見る限り、男性にすがる生き方がよしとされていたよ>>続きを読む

ココ・シャネル(2008年製作の映画)

3.5

 シャネル関連の映画が次々と公開されている。オドレイ・トトゥ主演の「ココ・アヴァン・シャネル」が恋愛を基礎に描いているのに対して、このシャーリー・マクレーン主演作は丁寧に伝記映画としてシャネルを描いて>>続きを読む

犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.8

 実は横溝正史シリーズが大好き。角川映画世代なので、角川のメディアミックスの広報戦略を意識にすり込まれている。中でも「犬神家の一族」や「悪魔の手毬歌」は何度観たかわからない。大野雄二のテーマ曲も、石坂>>続きを読む

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

4.0

大好きな「(500)日のサマー」のマーク・ウェブ監督が、これまた大好きなS&GのThe Only Living Boy In New Yorkをタイトルに据えた新作。スノッブなニューヨーカーの子供であ>>続きを読む

サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.5

 精神科医バンクスは、夫がインサイダー取引逮捕された後でうつ病を再発した患者エミリーを担当することになった。エミリーは交通事故や自殺未遂を起こし、状況は次第に悪化していく。以前に彼女を診ていた女性精神>>続きを読む

メタル・ブルー(1988年製作の映画)

2.8

 前作「アイアン・イーグル」は大嫌いな映画だ。強きアメリカ一辺倒なお話といい、自信過剰で挫折知らずの主人公といい、米国礼賛映画に見えて仕方がなかったのだ。しかしこの続編はなかなか面白い。対立しあう米ソ>>続きを読む

アイアン・イーグル(1985年製作の映画)

2.0

「トップガン」の余勢を駆って製作されたスカイアクション映画。この映画で、クィーンの One Vision が使用されており、メンバーがその使用に対して怒ったという話を聞いているので、どんな使われ>>続きを読む

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