2017年の初鑑賞作品。増村保造映画祭って聞いちゃね。行かなくちゃでしょ。中々時間が合わないのが残念。
この作品には対照的な２人の女性が出てきます。真面目で正義感の強い完璧な女性と、貧乏くじばかり引いてしまう行き当たりばったりな女性。その２人の女性と１人の男性の間に起こる出来事が描かれています。
とにかくクズ男がいっぱい出てきて、その余りのクズっぷりに思わずクスリとしてしまうところは、増村保造クオリティ。
人間の惚れた腫れたを絡めながらしっかりしたミステリーに昇華させているのは流石。こういう男女間の少しどろっとした物語を描くのが上手い監督さんです。今はこういう些か古臭い作品に出会えないから新鮮に感じます。
