マツモトタクシー

遊びの時間は終らないのマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

遊びの時間は終らない(1991年製作の映画)
4.4
萩庭貞明監督作品
本木雅弘主演


YouTubeの「シネマンション」で紹介されていたので観賞💿
予備知識無しの観賞をオススメします😃🎬







以下ネタバレ



交番勤務の巡査、平田道夫(本木雅弘)は同僚の中野(今井雅之)と防犯訓練で銀行を襲撃する犯人役に任命されていた

クソが付く程生真面目で空気が読めず融通の利かない平田は仕事の任務を全うする為に犯人役になりきる
在り来たりの訓練では無く筋書きが無いと言われたのを真に受け急遽、刑事役を射殺
生真面目に立て籠りを続ける

いつもと違う訓練にマスコミが反応
訓練とはいえ平田をちゃんと捕まえなければならないようになり困惑する警察
TV中継され始め野次馬も集まりだし段々収集がつかなくなっていく。。




非常に斬新で優れた脚本
当時の警察の硬直した縦社会や何にでも群がるマスコミ、兎に角騒ぎたい民衆
非常に風刺が利いたブラックコメディ
バブル崩壊後の残り香を感じる😁

訓練なので拳銃持ってるけど口でバーン!😁
狙撃班が現れ窓際の平田を口でバーン!
射殺して一件落着かと思いきや身代りが立たされており警察が誤射した形になりマスコミから糾弾される😆😆😆

空手の有段者🥋の女性警官が痺れを切らして取り押さえようとする
しかし赤ちゃん(人形)を使って攻撃した為に赤ちゃんの首がもげる😆😆😆
無事空手で平田を制圧逮捕するが赤ちゃんが死亡したとしてマスコミからクレームが入り無効に😆

とうとう本部長まで現れる
本部長は警察を退いて地元で議員に立候補する直前
いいとこ見せようと拡声器で平田に訴えるが📢
平田の空気読めない力の前にバーン!
殉職です😆😆😆

最後はヘリコプターで逃走してエンド🚁笑
え?!終わり?
警察も一応いいとこ見せて終わりとかの落ちではないのかな?😆
徹底的にコケにされて終了😁

約30年前。。当時はヒットしなかったのかなぁ
全然記憶に無い
モックンのキレっキレの体
西川家の長男忠志さんも若い
斎藤晴彦さんも懐かしい
萩原流行さんもお2人とも鬼籍
ヒロイン2人は引退されたのか見掛けないなぁ

スリー・アミーゴスを思わせる
この作品の6年後に踊る大捜査線が始まるんですね

何人かは確実に依願退職ですね😆笑
全然知られていないようなので誰かの忖度が働いているんだろうか。。😅
隠れた名作コメディでした😁

萩庭監督の他の作品が殆ど「難波金融道」というのもツボ😆








この作品見て思い出した話

以前TVのニュースを見ていたらある地方都市で同じように銀行で訓練が行われていた

犯人役のお巡りさんは強面で訓練と解っていても女子行員さん達は怯えている感じ
持ってきた鞄に紙の紙幣を詰め銀行を飛び出す
「泥棒!」「泥棒!」と行員さん達
そして警察に連絡して訓練終了
となるはずだったが。。

そこへ軽トラに乗るおっちゃんが通り掛かった
普段は平和な田舎町、銀行強盗だと思ったおっちゃんは正義感から咄嗟に犯人をはねた
いや犯人役のお巡りさんをはねた😁

公務執行妨害?😅善意からの行動ということでおっちゃんにはおとがめなし
しかしもし本物の犯人でも轢いては駄目な気がする😅笑

はねられたお巡りさんは同僚に心配そうに見守られながらイテテと腰の辺りを押さえていた。。
労災下りたのだろうか。。😅