Mako

トランスアメリカのMakoのネタバレレビュー・内容・結末

トランスアメリカ(2005年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

変わりたい気持ちがある2人が、色んな問題や自らの気持ちと向き合いながら変わっていくような話だった。

ドラッグ、お酒、帽子、足を乗せないこと、が2人の間での印象的な物。
途中で流れる音楽も彼らが辿る道筋とともに変わっていっていたと思う。

2人とも現状から抜け出したいのは同じだったと思う、自信を持ちたい・認められたいのがブリーであって、愛されたい・認められたいのがトビーだったのかなと思う。
















以下鑑賞時の課題用メモ

トランスアメリカ


性同一性障害を抱える主人公 ブリー・オズボーン
(スタンリー・シュパック)


「これが私の声です」
社会に溶け込むようにしていることを埋没と呼ぶ
私は幸せよ、と答える

性同一性障害は深刻な精神疾患だとされる米国
性別適合手術を法の下に受けることに

突然掛かってきた息子からの電話
これがきっかけで手術を先送りにし心の整理を付けることに

留置所に息子を迎えに行き、彼が男娼として働いていたことがわかった
息子のトビーと会って話してみることに
生活は堕落しているけれど映画スターになりたいからと薬はしないという映画は結局ポルノ映画らしい
幼い頃のオズボーンの写真を持っていた

カウンセラーと話してカリクーン?の継父のところまで連れて行くことにした
車の中での品位攻防が激しい
流した音楽は派手なロックミュージック
わざとらしくトビーが誘うけれど無視する
トビーがしたあれはゲイの話なんだ、という話

彼が育ったカリクーンで出会う近所脱毛師のおばさん
継父を連れてきたものの、彼がトビーを苦しめていたことを知ることになった
母親は脳卒中ではなく自殺だった

道でトビーを拾い、再び2人で出発する
2人で野宿していた時にルーンの声がした
親父は先住民だ、血を引いているから確かめなくてもわかるとトビーが言い、くすねたお酒を飲み、サルの人形を抱いてビリーに酔っかかって寝た

寄ってきた女の子とキスをして言いがかりを付けられたトビーを守ったビリー
先住民の帽子を買ったトビーと敬虔なクリスチャンという帽子を被せられたビリー

メアリーの家に来ると軽いパーティー中
「普段は埋没しているけど今夜は特別よ」
ジェンダープライド カリビアンクルーズという言葉
可愛がられるトビーは周囲のトランスセクシュアルからリアルな話を聞く 「僕らはどこにでもいる」
ネイルの匂いを吸った後にオズボーンのローブを合わせてみたトビー、ビリーはでてきて自分の体を見られるかと思って慌てた
エセ女達がごめんなさいね、というビリーに「いい人たちだ」と答えるトビー
「お袋は親父の話をしなかった、でも俺は親父と暮らすのが夢だ」立派な服装で尋ねて驚かすんだ、と
近代的な動物園が好き、俺もだ

車の中でビリーの勉強したことについて聞く
ビリーを笑わせるトビー
夜にトイレをした時にミラー越しに見られて男であることがバレてしまった でも何も言わないトビー
話しかけてもうんともすんとも言わない
先住民の出店で「お袋なもんか」と全て言ってしまったトビー 「嘘つきの化け物」と
体のことを事細かに言わないからと嘘つきとは言わない→俺は全部話したのにと反論
なんで保釈金を払ったんだ
「私には神に使える資格はないと?体は中途半端でも魂には何の曇りもないわ」

乗せてくれという旅人を乗せて中断
彼は完全菜食主義者らしく煙草をふかした
トランスセクシュアルというビリーに進化した人間なんだね、と旅人は言う
トランスセクシュアルを崇拝していた人々もいて先住民は「ふたつの魂を持つ人々」とした
入植者が私たちを殺したの、とビリー
素っ裸で湖で泳ぐ姿

車を取られてしまってサルの人形しか残らなかったが、薬を売ってお金にすることに
トビーは体を売ってお金を得て
ビリーは先住民の男性と会って宿と足を得た
家に泊めてもらって夜に庭先で歌を聞く
ナバホ族先住民の男性に行為を抱きだすビリーと、なんだか気に食わないトビー
トビーの顔を見て「チェロキーかな、誇り高い部族だ」と言う先住民、自分の顔をそっと撫でたトビー
トビー「秘密がある」「キリスト教徒にさせられるかも」先住民「どんな女性にも」「彼女が望むなら」

このロードシーンの先住民ぽい音楽のBGM

先住民「私には隠している過去がある」前科持ち
ブリー「皆そうよ」 近くに来たら連絡する、と
戦士の帽子、とカウボーイハットをトビーに

ブリーの両親の家に訪れるが、ブリーは会わない
拒絶する母親と否定はしない父親チャラめの妹
息子だということを伝え、孫だと知った途端に手のひら返しな母親 しかし優しい3人に絆される
あの子をどうするのかと聞かれるスタンリー
妹「面影はあるのに男の要素だけ消えてる」「女になるって楽しい?」
派手な衣装を見ながら笑いあうブリーと妹
素敵な服を着て、レストランに
お祈りをするトビー

レストランで爆発し「息子が恋しい「息子なんてい
なかったのよ」お金を貸す条件はトビーが残ること

酷い成金趣味だ 美は相対的だから
1度でも本当の自分を見てくれたなら、俺にはやけに親切だ 、自分がいいと思う道を選びなさい、私と住んでもいい

夜に部屋を訪れたトビーは「あんたとしたい」と言ってキスをして「結婚しよう」「狭い部屋でいい、あんたと一緒にいたい」「見えるよ、本当の姿が」と

「教会とは関係ないの」
「知ってたよ」
トビーが持っていた写真を見せて父親だと教えた
祖先は先住民じゃなくてユダヤ人だ、と
動揺して逃げ追いかけるブリーを殴った、ブリーを慰める母親と妹

捜索届けを出して手術に向かった
手術の後に泣きながら話したブリー

女の体で生きられる喜びを感じる日常
トビーはポルノ映画に出演していた

ブリーを訪れたトビー
許したわけじゃない確かめに来た 手術をしたか
渡すものがある、と招き入れてトビーの話を聞く
あの時のカウボーイハットを渡して

「コーク飲む?」「ビールを」
足をおろせ、と微笑んで言う

エンディングはカントリーソング
Mako

Mako