タカヤマ

飼育のタカヤマのレビュー・感想・評価

飼育(1961年製作の映画)
3.9
スコア4.5以上・・・超傑作!超おすすめ!
4.0〜4.4・・・名作。おすすめ。
3.0〜3.9・・・お暇ならいいと思います。
2.0〜2.9・・・僕はあんまり、でした。
1.9以下・・・時間の無駄だと思います。
大島渚の作品の中でも、比較的おとなしいな、と感じてしまったのは、大江健三郎の原作があまりに衝撃的すぎて、それに遥かに及ばないからだと思う。小説も映画も物語が面白ければ良いと言うわけでなく、小説には文体や単語、句読点の使い方まで作家性が反映される「表現」と言うものがあり、映画にも撮影、演技、照明、編集などが化学反応を起こす様な表現がある。その小説と映画の表現の差がありすぎて、僕にはこの映画はそれほど心に刺さらなかった。もちろん、映画ならではの素晴らしいシーンもある。しかしそれがあまり効果的ではないシーンも多くあった。小説を読んでいない人には衝撃的な名作だと思う。僕は読んでしまっているので、名作とまでは感じなかった。
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