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パーマネント野ばらのmiikのネタバレレビュー・内容・結末

パーマネント野ばら(2010年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

パーマネント野ばら。町で唯一の美容室と離婚し一人娘のももと帰ってきたなおこ。最初は菅野美穂くらい美しければ、田舎に帰ってきても江口洋介のような学校教師とまた恋に落ちられるってことかいとひねくれた視点で見ていた。最後のどんでん返しと小池栄子の熱演にしてやられた。伏線は沢山あった。携帯電話の不在、挨拶しない生徒。自転車の落下が象徴していることは、ともちゃんが埋めたお金と傷ついた愛猫は?と考えるのが楽しかった。最後には田舎の人の近さと優しさ、娘ももの母への思いに救われる。桐島の時の演出と近いものがあって、最後のどんでん返しの場面は切なさが溢れてきて好きだった。凝ったメイクをしているわけでもお洒落な服を着ているわけでもないけれど、この映画の菅野美穂はふわふわしていて危うくて今まで見た中で1番美しいかもしれない。
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