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初恋のきた道のhirobeyのレビュー・感想・評価

初恋のきた道(1999年製作の映画)
4.2
おそらく3度目の鑑賞。
チャン・イーモウ監督。チャン・ツィイー映画デビューかつ主演作。原題は『我的父親母親』。邦題が素晴らしい。

父の訃報で帰郷した息子が、父と母の40年前の馴れ初めを回想する。美しい純愛が描かれる珠玉のラブストーリー。

チャン・ツィイーの可愛らしさよ。おさげ髪で赤やピンクの服を着て、とにかく良く走る。その走り方も愛らしい。

現代パートはモノクロで、父の死に直面した母と息子と村人らを描いている。恋愛シーンが印象的だった本作だが、こちらにグッとくるシーンがある🥲父の40年の功績と息子の想い。今回の方が、そこにより強く感動したのは、この間に自分も父を亡くしているからだろうか。

お年寄りを見る度に思うことがある。皆さんにも若く美しい時代があって、社会の第一線で活躍されたり、きっと燃え上がる恋愛もあっただろうと。
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