スズナリ

ミッドウェイのスズナリのレビュー・感想・評価

ミッドウェイ(1976年製作の映画)
3.4
エメリッヒ版を見る前に鑑賞。ハリウッド製作だができる限り中立に描こうとしているのは伝わったし、三船敏郎を山本五十六に添えてるのは正解だが、三船含め日本軍人全員英語を話すのはやはり不自然。そして何より、戦闘シーンがどれも他作品からの流用というのがいただけない。戦争映画において戦闘シーンというのはメインディッシュなのだから、それを他作品の使い回しで済ますというのは監督としての責務を放棄していると言わざるを得ない。そういう意味では、残念ながら「トラ!トラ!トラ!」の方に軍配が上がる。日系アメリカ人女性(『ザ・ヤクザ』のクリスティーナ・コクボ)とのラブロマンスも、今以上に人種差別激しい当時、そんなことは実際無いだろうから蛇足だった。
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