スズナリさんの映画レビュー・感想・評価

スズナリ

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バック・イン・アクション(2025年製作の映画)

3.8

キャメロン・ディアスが10年ぶりにスクリーンにカムバック。キュートな女優代表だった彼女が思春期との娘の関係に悩む母親役というのが時の流れを感じると共にこれが割とハマり役だったりする(カレンと言われてブ>>続きを読む

エミリー・ザ・クリミナル(2022年製作の映画)

3.9

奨学金返済に追われるエミリーが、クレジットカード詐欺に手を染めていく。日本でも闇バイトが社会問題となっていて今作にも通じる面があるが、エミリーは自ら深みにハマっていくから闇バイトとはまた違うのかなと。>>続きを読む

ブレイキング・ニュース(2004年製作の映画)

3.6

警察の信頼を取り戻すために強盗団逮捕をショー化してプロパガンダにするというあらすじだが、BGMのせいなのか、どことなく哀愁漂う何とも不思議な作品だった。たまたま一緒になった強盗団と殺し屋の友情なんかも>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.8

やたらツイッターでオススメされるから見てみたけど、ポルノ男優くずれの主人公が徹頭徹尾クズ男。世間知らずでマセた17歳の高校生女子にゾッコンになるのが良い歳して何やってんだよと思う。石油工場しか無いテキ>>続きを読む

ナポレオン:ディレクターズ・カット(2023年製作の映画)

3.8

リドスコ御大によるナポレオンの伝記映画。役を演じるのにホアキンは歳を取りすぎではと思ったが、だんだんそれらしく見えてくる不思議。合戦シーンのクオリティは流石配信作品だが、なんか歴史をなぞってるだけで3>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.9

予告見た時点では、「予告以上のことは起こらなそうだな」と思ってスルーしていたが、実際見てみると後半からの怒濤のどんでん返しは目を見張る面白さで普通にえぇやんと思った。まぁくどいまでの愛の描写はいらんか>>続きを読む

ぼくらのふしだら(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

予告見て気になったので。時間停止能力というある種あるあるの設定を「※ただし使った分性欲が高まるデメリットあり」という一捻りが上手いなぁと素直に感心。
内気な性格の美菜実は時間停止能力を使ったチートで成
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.8

予告を見た時に「カプリコン1の焼き直しみたいだな」と思ってスルーしていたが、予告で強調されてた「月面着陸はフェイクだった?!」的な要素は限定的で、基本的にはチャニングテイタムとスカヨハのロマコメだった>>続きを読む

Apple Original Films『ウルフズ』(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ブラピ×ジョージ・クルーニーの豪華コンビ再共演にも関わらず、日本では公開中止、Appleと製作サイドの確執により続編の製作もキャンセルとネガティブなイメージが強い作品。ただ、個人的に予告を見た時にそこ>>続きを読む

ザ・バンカー(2020年製作の映画)

3.9

人種差別が色濃く残る時代に黒人として不動産業で成功を収めたギャレットとモリス。170棟に及ぶ建物を所有したのだから凄い。白人のマットを隠れ蓑に使っていたものの、マットが欲を掻いて手を出した銀行経営から>>続きを読む

地雷を踏んだらサヨウナラ(1999年製作の映画)

3.9

一ノ瀬泰造の名前を知ったのはホーチミンの戦争証跡博物館内の「インドシナ戦争で亡くなった写真家一覧」にその名を見つけた時だ。展示品には映画にも出てきた弾丸が貫通した一ノ瀬のニコンの写真も展示されていた。>>続きを読む

茶飲友達(2022年製作の映画)

4.0

カメ止めを生み出したENBUゼミナールなら否応にも期待が高まるが、その期待通りの社会派作品だった。高齢者をターゲットにしたコールガール「茶飲友達」。超高齢化社会の現代日本にまさに密接した問題だと思った>>続きを読む

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.0

正月に見るには打ってつけの黒澤監督の活劇。三船の豪快ながら切れ者の真壁もさることながら、又七と太平の俗物っぷりがどこか抜けて描かれているからイライラせずに時たま笑いながら見れた。雪姫の女優さんも凛とし>>続きを読む

6888郵便大隊(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

2024年映画納めは、第二次大戦中のヨーロッパで、配達不能状態だった1700万通の兵士たちの手紙を仕分けし配達する任務を課せられたのは、黒人女性によって組織された実在の陸軍部隊「6888郵便大隊」を描>>続きを読む

ザ・キル・ルーム(2023年製作の映画)

3.9

2年ほど前に海外版トレーラーを見てずっとクリップしていたが、配信スルーでようやく鑑賞することが出来た。ユマとサミュエルはパルプフィクション以来30年ぶりの共演&マヤ・ホークとの母娘共演と、話題どころも>>続きを読む

忠臣蔵 (天の巻・地の巻)(1938年製作の映画)

3.5

年末恒例となった忠臣蔵映画を見る。今回は、1938年公開時は前後編構成だったものを戦後、一本に統一して再公開された作品。故に間々で展開が飛んでいる箇所もあるがそこまで気になるものではない。ストーリーは>>続きを読む

キリング・フィールド(1984年製作の映画)

3.9

ポル・ポトによるクメール・ルージュを主題とした社会派作品。前半の緊迫した展開からの後半がちょい冗長だったけど、カンボジアで何が起きていたかやアメリカの対応の問題性は提起していたと思う。ディス・プランを>>続きを読む

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

4.3

スパイク・リー監督によるベトナム戦争映画。過去に見た作品でも黒人兵士は描かれていたが、今回は4人の退役黒人兵をメインにベトナム戦争の今も残る傷跡を現在の社会問題を繋げて描いている。過去のベトナム戦争だ>>続きを読む

ハイ・フォン: ママは元ギャング(2019年製作の映画)

3.6

今年夏にホーチミンに行ったので初めてのベトナム映画を鑑賞。今作は第92回アカデミー賞国際長編映画賞のベトナム代表作品で、主演のゴ・タイン・バンはギャレス監督の「ザ・クリエイター」などハリウッド映画にも>>続きを読む

コールド・ウォー 香港警察 堕ちた正義(2016年製作の映画)

3.9

続編がPrime 見放題に来ていたので。1ヶ月前にPart1を見たけど細かいところは忘れてた。
引き続き前回の組織との対決。黒幕が顔を見せたり、チョウ・ユンファが熟練の弁護士として出てきたりと盛り上が
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今すぐ購入: 購買意欲はこうして操られる(2024年製作の映画)

3.0

タイトル的に人はなぜ購買意欲を掻き立てられるかの広告心理学的な話だと思ったら、企業の偽善や環境破壊がテーマで思ってたのとちょいと違った。「リサイクル可能プラスチックはリサイクル出来ない」的な話は日本と>>続きを読む

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.7

サムネに釣られて。クムジャ役の女優さん綺麗だなと思ってググったら、アラフィフとは思えぬ美貌を保っていた。
復讐のために時間と人材ネットワークを駆使したけど、スカッとはしないわな。ジトっとした後味を感じ
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

4.1

クリスマスに見るにはうってつけのビリーワイルダーのコメディ。ジャックレモンとトニーカーティスの女装二人組が良いコンビネーション。マリリンも妖艶さもさることながら、「ノックは無用」などの初期作に比べると>>続きを読む

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.6

モンゴル映画で、アダルトグッズショップの臨時店員になった女子大学生とオーナーの交流を描いた作品。話の中には大人のおもちゃもちょいエロシーンも出てくる。モンゴルのイメージといえば相撲と元寇くらいしか無か>>続きを読む

ホタル(2001年製作の映画)

3.9

昭和の名優たちによる燻し銀の演技。寡黙だけどところどころお茶目な部分も見せてくれる健さんが良かった。
昭和が終わり、元特攻隊員とその関係者たちの立場にも変化が訪れる。あまり描かれることのない「朝鮮出身
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.9

タランティーノが贈る、黒人奴隷制度・差別に中指立てながら銃をぶっ放す西部劇。平気で犬に人間を食わせるなんて所業をしてしまう方が人としてどうなんだと感じるが。ジャンゴを導くドイツ人バウンティハンターのシ>>続きを読む

アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

4.0

2024年映画館納めは、一つのベンチを巡るオムニバス作品。豪華実力派キャスト(役では全員”普通の人”に見える!)による会話劇はクスッともなるし、ジッと見入ってしまうのもあった。側から見れば何の変哲もな>>続きを読む

レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.8

「クリスマスを救った?」
「救ったようだ」
あまりクリスマス映画は見ないのだけど、ドウェインジョンソンが出てるとならば見るしかない。大人になって失った気持ちを取り戻してくれるラストシーンに不覚にもウル
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ユニバーサル・ソルジャー(1992年製作の映画)

3.6

実は初ヴァンダム映画。エメリッヒ監督のハリウッド初作品だとも知ってビックリ。後年の監督作品特有の「色」はまだ出てない感じで「ザ・午後ロー」という作品だった。
ベトナム戦争で戦死した兵士が最新技術で「ユ
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セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

3.6

クリスマスのロス空港を舞台に、神経ガスを持ち込んでテロを画策する一味と巻き込まれた冴えない空港保安官の攻防。パニック映画とサスペンス要素を感じられてそれなりに面白い作品……ではあるものの、主人公の行動>>続きを読む

ネットワーク(1976年製作の映画)

3.9

ずっと見たかったのだが配信されておらず、リバイバル上映を機に鑑賞。
テレビがメディアの覇権を握っていた時代。生放送中に自殺を公言したキャスターのハワード。注目されて視聴率が取れたことで野心的な女プロデ
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リプレイスメント・キラー(1998年製作の映画)

3.6

チョウ・ユンファのハリウッド進出第一弾。ジョン・ウーも製作に関わっているとのことだが、ストーリーメインで香港映画のような派手なドンパチを期待すると肩透かしを喰らうかも。それでも最終決戦で満を持して二丁>>続きを読む

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.9

今「戒厳令」がホットな話題なので。ストーリー自体は権力闘争がメインではあるものの、「戒厳令」を大統領が発することの恐ろしさは示されていたのではないかと。現代にこの時代の政治体制を復活させてはいけないわ>>続きを読む

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.8

白人至上主義の女性たちが、因縁をつけたアジア系の姉妹の家に乗り込んでヒートアップし、取り返しのつかない事態になってしまう。レイシズムむき出しだけどいざ自分たちに火の粉が降りかかると仲違いしたり差別意識>>続きを読む

英雄の条件(2000年製作の映画)

3.8

実戦経験のある海兵隊員を実戦経験のない兵士が裁く軍法会議もの。イエメンでチルダース大佐(Samuel L Jackson)が攻撃を命じたのはただの群衆か武装した市民か。法廷シーンは(やや短いが)やはり>>続きを読む

プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

2.2

「史上最低の監督」エド・ウッドの代表作?であるSFホラー映画だが、とにかくクソつまらなかった。そもそも低予算映画でSF作ろうとするのが無謀だと思うのだが、例に漏れずチャチな合成と素人でも分かる変すぎる>>続きを読む