ヒムロ

ゴシカのヒムロのレビュー・感想・評価

ゴシカ(2003年製作の映画)
2.9
女子刑務所で心理カウンセラーをしているミランダ。
ある日の帰路、豪雨の中立ち尽くす少女が車の前に現れて事故を起こしてしまう。
事件性を感じたミランダは少女を助けようと話しかけるが、気がつくと女子刑務所で目が覚める。
刑務所の管理官でもある夫をバラバラにして殺したとして精神倒錯で監房へ入れられており…。


事件自体には意外性があって中々面白かったのだが、作中の霊の行動がよくわからなくてそこが残念だった。
ミランダに取り憑いて殺人を明らかにして欲しいというのが行動原理なのだと思うのだが、その割にはミランダに襲いかかったり脅かしてきたりする。
まぁ結果的に逃げる助けになっているのでそういう事なのだと思うが…。
でもただ鍵を開けてくれたりするシーンもあるのになぜ自殺に見せかけて派手に暴れたりする必要があるのか。
一番不可解なのは車のシーン。
ブレーキがただの整備不良ならびっくりさせたぐらいで何故穴の前で止まれるのか。
まぁなんとなく雰囲気で楽しめばいいんだろうが、そもそもお前のせいで殺人犯にまでなってるのに事件を明らかにしようとしてやってるんだから平和的に助けて欲しい。

2003年の映画なのでめちゃくちゃ面白いって訳でもなく普通にこの手の映画としてそこそこの出来と言った感じ。
目新しさは特にない。
ホラーと書かれてはいるがホラー要素はジャンプスケアのみ。
ミステリーだがミステリー要素は霊が後出しジャンケンで解決するので推理や考察できる要素は無し。

まぁこんなもんかなといったところ。
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