とうじ

レッド・ドラゴン レクター博士の沈黙/刑事グラハム 凍りついた欲望のとうじのレビュー・感想・評価

5.0
自分も変態であることを自覚しながら、変態殺人の捜査にのめり込む凄腕FBI捜査官の話。このヒリヒリとした感じが、硬派なマイケルマンの演出で着実に語られていく。本作は、ここぞという時にカメラを動かしたりはせず、あくまでもクールに演出していく。カメラは動きまくってるし、変な構図やカット数が多いのに、外連が全く感じられず、どういうわけか非常に地に足ついた演出になっている。音楽が爆音でなるエンディングがやばい。あと、殺人鬼に捕まった人が、顔を見てしまうと殺されると思い、必死に目を閉じるのがリアルでよかった。息子と主人公がスーパーマーケットで話す場面も良い。痺れる大傑作。
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