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12人の優しい日本人のkkmのレビュー・感想・評価

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)
4.0
『陪審員として集められた十二人の男女。被告は見目麗しきシングルマザー。全員一致の無罪で早々に終了かと思われた矢先、一人が有罪に手を挙げる。それが狂乱の始まりだった――。』

「十二人の怒れる男」に丁寧なオマージュを捧げた作品。「怒れる」は男性のみで進行しましたが、こちらは女性も含まれているので、それぞれの個性が際立ちます。
 最初の「話し合いましょう」と最後の「話し合いましょう」が全く違う意味に聞こえるのがすごい。人間が人間を裁くことの危うさを、ユーモアを交えて練り上げた良作。
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