久しぶりに良い意味で映画に怒の感情を沸かされた
でもこの映画は、このキャスト陣はそれが目的で
まんまと。僕は紛れも無い
正真正銘の日本人だったのだなぁ
こう、日本人特有の曖昧さとか
消極的なのに頑固な所とか
細かい事に気を取られ続けたりする所
感覚とか理屈とか。議論したがりな所とか
この12人はきっと日本人の縮図
どこかに貴方がいて、僕がいて
そんなの絶対にありえないって思っても
ラストも含めて、きっと貴方は
日本人という事実からは逃れる事はできないのね
だからといって悪いものでもないんですよねって
勿論、自分だって人と一緒にされたくないし
この中に自分が存在するなんて思いたくないけど
片鱗がチラチラしてたり、痛い所突かれてたり
しっかりと社会派なのに、等身大
優しいって何だろう
優しいって弱い訳でもなく強い訳でもない
たくましいだけが、優しさではない
仮定と結論と、それから同情と賛同と
強固と頑固
12人の優しい日本人
優しさを感じる瞬間は何処だろう