夕

ストーカーの夕のレビュー・感想・評価

ストーカー(1979年製作の映画)
4.2
ロケーションとわけわからんところで横になる彼らがとても良かった(奥さんが最後指摘してくれて嬉しかった)
教授も作家もストーカーも語る論理や心情が各々の社会的性質すら担ってて構図が面白かった、彼らにとっての欲望や不幸が、彼ら個人から現れるにも関わらずその背後にあるものの表彰的役割も果たす
犬がなついたのは誰か、電話がかかってきたのは誰か、長いマッチを引き当てたのは誰か
しかしそれ以上に通過してきたゾーン各所の造詣は彼ら3人に語られる思想や言葉よりも雄弁で示唆的な気すらした、じっくりと映し続けられる水辺、そこに沈むものと浮かぶもの(肉挽きトンネルとかは正直よくわからなかった)
バーで一瞬映る作家教授コンビのアングルが中盤にストーカーの話を聞く彼らのそれと同じでこだわりを感じた
なんだかんだでいっちゃんラスト、締め方がすごく良かったな、お猿の情熱のまなざし
夕