ヒラリー

海と毒薬のヒラリーのレビュー・感想・評価

海と毒薬(1986年製作の映画)
3.5
第二次世界大戦中に行われた人体実験に基づくドラマ
世界のKEN WATANABE、めっちゃ若い。
看護婦長の岸田今日子、嵌り過ぎてるわ~~~~~
手術したら治る、と言っておきながらの医療ミス
慌てふためき亡くなる女性、だがここで死んだと言ってしまえば責任問題になる。
縫合して、手術は成功したが今日明日が山だから安静したと言い、翌日容態が急変して亡くなったと告げる。
人間の死さえも操作する事にゾっとした。
現在では起きて欲しくないが可能性が0じゃないという事も恐ろしい。
人間の臓器をどれくらい切除したら死に至るのか、という謎に対して米軍捕虜を使って生体実験するという内容
全編モノクロ映像で良かった…本当動いてる臓器を切開して、指を突っ込み、縫合してを繰り返す。
臓器のグチョグチョと言う音、止まらぬ出血、次々床に落とされるたガーゼ
どうせ死ぬ命なら有効活用した方が良い、がまかり通る戦時中
まともじゃない。
人が人の死を一方的に決める権利は無いし、故に戦争で死ぬのは戦地だけではないという典型…
何故生態実験を容認したのかという米国人からの問いに仕方が無かった、と。
他言無用で何されるか分からない状況故あの場で拒否する事はほぼ不可能に思えるけど、生体実験に群がる日本人は異常でしかなかった。
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