NHKでドキュメント「医師の罪を背負いて。九大生体解剖事件」を昨日見た。本作は、熊井啓作品で見逃していた作品だ。熊井啓は、当たり外れが多い。本作は、当たりの映画だった。熊井啓は酒乱の割に映画は、超真…
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終戦期に捕虜を医学解剖した医師たちを描いた作品
病院での権力闘争、戦時下での病院の日常、生死の狭間で揺れ動く若い医師の心情と、様々要素を1つの病院の中で描いて、見やすい作品であっ…
手術シーンのリアリティありすぎるのと、音楽を排除してモノローグと道具の乾いた音だけが響くから緊張感がとてつもない。昔のオペ室って床が水浸しで、ガーゼとかそのまま床に捨ててたということを知って驚いた。…
>>続きを読む「死」というものは、時代や環境によって常に変化する。戦時中ともなると、それは圧倒的に軽い。生体解剖という現在の倫理では到底許されない行為も、対象が敵国の、更に非戦闘員を無差別爆撃した人間なら、それが…
>>続きを読む冒頭にしか出てこない"私"という第三者視点で勝呂に不気味なイメージを植え付けて、戦時中に米軍捕虜の生体解剖に関与した人物だというセンセーショナルな事実を明らかにしてから回想に入るのがこの作品の特筆す…
>>続きを読む 手術と空襲の緊張感。医療機材、手術室、岸田今日子が不気味だ。
医療現場での死、戦場での人の死、死刑の宣告、人が人を死に至らしめる行為とは何なのか。
その後新宿で開業医となる勝呂、この一件で人生…
今年観た中で1番暗い気持ちになった映画。
キリスト教関連じゃない遠藤周作作品の実写映画を観るのは初めてだけど、良い出来だった。
遠藤作品によく見られる「聖者の傲慢」がきちんと描かれていて素晴らしい…