手術と空襲の緊張感。医療機材、手術室、岸田今日子が不気味だ。
医療現場での死、戦場での人の死、死刑の宣告、人が人を死に至らしめる行為とは何なのか。
その後新宿で開業医となる勝呂、この一件で人生…
今年観た中で1番暗い気持ちになった映画。
キリスト教関連じゃない遠藤周作作品の実写映画を観るのは初めてだけど、良い出来だった。
遠藤作品によく見られる「聖者の傲慢」がきちんと描かれていて素晴らしい…
医療従事者としての経験を振り返ると、患者に対して、1人の人間として接すると良心が痛む場面に度々出くわすことを思い出す。もう手の施しようのない患者をケアする時なんかそう。施す側は常に葛藤を抱えている。…
>>続きを読む小説読んでついでに映画も観た
小説よりも映画は戦争犯罪的な部分にフォーカス当ててるなって思った
戸田の無関心さとか、医学生としては全く分からないわけでもなくて
小説も映画も、どうなってもいい、ここ…
1945年頃の九州F帝大医学部病院。
敵国捕虜の生体解剖を行うこととなったが、医学研究性の勝呂は良心の呵責から、まともに手術を見ることができない。
そんな勝呂の様子をせせら笑う同期生の戸田も、極限状…
太平洋戦争末期に実際に行われた米軍捕虜の生体解剖を題材にした遠藤周作の小説が原作。
戦時下の「死」に対する感情が麻痺、大学病院内の権力闘争、日本人特有の「同調圧力」が事件の背景として描かれる。逆光…