座頭市のmikumiku1188のレビュー・感想・評価

ラスト・シーンで興ざめしてしまった残念。

たけしさんの‘市’様になっていた。斬新な殺陣と言い、惹きつけられるように見ました。勝新太郎さんの作品の描写にこだわらずに、独自の解釈で描き迫力も十分に保ちながらの展開に感心しました。此処のところ海外で高い評価を受けている北野監督ですが、受けを狙ったと思えるラスト・シーンのタップ・ダンスは全く不必要でした。いや、かえって作品の質を落としてしまったと思っています。