座頭市の作品情報・感想・評価

「座頭市」に投稿された感想・評価

要所にあるその道のプロによる演奏やダンスは迫力満点。また、シリアスな展開の中に小さな笑いもあり楽しく見れた。最後はインド映画っぽいけど笑。
らくだ

らくだの感想・評価

4.5
時代劇をベースに、現代的なエンターテインメントとして味付けをした完全な娯楽作なので、そういう時代考証や時代劇の枠組みを重視する方だと十全には楽しめないかもしれませんが、そのへんをポーイと捨ててフィクションに身を任せることが出来るならば圧倒的に楽しめると思います。


なによりもこの映画、緩急のある殺陣がめちゃくちゃカッコいいのです。市がゆらりと動きのない所から瞬間閃くように次々にモブを斬り殺していくところ、あまりにも気持ちよすぎて(ちょっとグロいですけど)心の中の中高生が大喜びしてそのへんにある箒やビニール傘などを持ちブンブン振り回してしまう。
そして敵(悪ではない)役として出てくる浅野忠信、病気の妻の治療費を稼ぐために人殺しに手を染める凄腕の剣士(しかも顔が超絶に良い…浅野忠信なので…)とか、反則すぎません?反則ですよ
この人斬りの物語の結末もあまりにもエモしすぎる…


エンディングのインド映画を思わせるダンスシーンも最高なのでどうか最後まで観てください
世界のキタノ監督が蘇らせた、昭和の豪傑俳優[勝 新太郎]の専売特許にして傑作時代劇ヒーロー。
キャッチコピーは[最強。]
本家に迫る神速の殺陣や、石灯籠ごと火花を散らして悪党をぶった斬るシーンの豪腕無双ぶりは宣伝に偽り無し。
ラストシーンで見せるタップスの大団円が圧巻。
歓喜のパトスが最高潮に達する時、悲しい宿命に囚われていた姉弟が因果から解放される[魂の浄化]。
喝采を背にして一人去る市の向かう先に対峙するのは、最後まで存在を隠していた黒幕の影…
物語のクライマックスとタップスの最高潮がシンクロする。
劇的なダイナミズムに心が震える。
ラストの[仕掛]もさすが天才北野武。
[座頭市]の名を背負えるのは、怪物的な凄みのある人物でなくては成立しない。

[見えない]から見えてくる人の心がある。
目が開いていても見えないものは見えない。
隠れた危険、悪意、さりげない優しさ、[座頭市]を前にした時、人の心は裸に見透かされるのだ。
虎舞羅

虎舞羅の感想・評価

4.2
2003年公開当時、世界を含め数々の賞を受賞し、日本では観客動員数200万人を記録した、北野武監督の時代劇。

・あらすじ
旅する盲目の剣客、「市」。彼はある宿場町に訪れる。その町は、やくざの銀蔵一家が支配している。そこで、病気を患っている妻を支える剣の達人「服部源之助」、旅する芸者姉妹「おきぬ・おせい」たちと出会った。この三組は、銀蔵一家を中心に運命の戦いに挑んでいく。

・感想など
勝新太郎の代表作、「座頭市」を北野監督がリメイク。私の中ではかなり好きな作品です。
まず、音楽の使い方が斬新です。田んぼを耕す音を音楽の一部にしているのは、かなり印象的でした…。
アクション面でも、十分楽しめる作品だと思います。ただ、血のCG感が気になる方もいるかも。私はあまり気になりませんでした。
北野作品の中でも、かなり娯楽性に富んだ作品なのではないでしょうか。北野作品苦手…という人にも、是非一度は鑑賞して欲しいです。
豆

豆の感想・評価

3.7
令和2年度No.77
流浪人である市の話。


大筋は時代劇の王道のようであったけども、随所で北野武のエンターテインメントが見れる。田畑を耕す音や大工の鳴らす音がリズミカルで曲のようになっている演出が面白かった。また、ガダルカナル・タカなどが繰り広げるクスッと笑えるシーンも多い。
その中でも筆者が痺れたのが寡黙な市が凄むシーンだ。まさに北野映画の真骨頂である静かで危険な雰囲気が非常に巧みに演出されていた。
市の正体については終盤のシーンを見て成る程なと思った。

海外で評価されるのがわかる。面白い。
やはり
勝新のイメージがある。
しかし
なかなか
タケシの頑張りを感じました。
シリーズにしなかったのは
正解だな。
shitpie

shitpieの感想・評価

-
どうしてこうなったのか、というほど映像が死んでいる。『 Dolls 』を見返していないのでよくわからないのだけれど、『 BROTHER 』とのあいだになにがあったのだろうか。撮影は柳島克己、照明は高屋齋、という不動のチームなのに。

チャンバラのアクションを重視しすぎたのか、 2003 年という時代性を意識しすぎたのか、時代劇だからセットやロケといった制限があったからなのか。妙なカメラの動きに、ダサいスローモーション、中空を見つめていかにも「思い出しています」という顔のショットとフラッシュバックを繋げる編集のだらしなさ……。とにかく死んだ、キマらない画と、もやもやとした締まりのない色調に退屈するし、尺もいくらでも短くできただろうと思う。

勝新太郎とはちがう座頭市を、ということではあるものの(盲じゃない市!)、やはり勝新の呪縛からは逃れられず、細かい演出やビートたけしの演技からは、勝新の呪いが感じられる。下手に勝新版座頭市を意識しているところもある。持ち込まれた企画とはいえ、たけしの「勝新になりたい」というエゴやナルシシズムを感じてしょうがない。

時代劇の設定を無視して現代語でやったとはいえ、農家に風呂はないだろうとか、いろいろと突っ込みたくなってしまう。他にも技術力のなさを露呈した血飛沫のCGとか、なぜに拳銃?とか、切腹の仕方がおかしいとか、鈴木慶一の微妙な音楽がめちゃくちゃミスマッチだとか、突っ込みだしたらキリがない。

また、単純にプロットもイマイチでつまらなく、賭場でイカサマをかけられて、いきなり暴れだす市は、勝新版と比べるまでもなくおかしい(大体、市は襲われてはじめて悪党に対して剣を抜くことが多い)。

そんなことを抜きにしても、映像としておもしろければ問題ないのに、肝心の画がダメなので辛い。ラストのタップダンスには嫌な鳥肌が立ってしまった。公開当時、めちゃくちゃテレビとかで宣伝されていたので、かなりお金はかかっているんだろうけれど……。(0点)
たけしは凄いよねー。元祖を見てるからこそ語れるかもねー。勝新太郎とは全然違います撮りかたで変わりますね~どっちがいいと聞かれればどっちも好き。同じ座頭市でも変わりますね。勝新太郎もあの世で喜んでますよきっと。
Takako

Takakoの感想・評価

2.4
本物は見たことないけど自己満映画という感じ。監督のキャラでコメディ要素を入れたかったのかもしれないけど、全然いらないし、あのリズム刻むところは1番余計な部分。
DVD📀所有、再鑑賞。北野武脚本・監督作品。北野武、浅野忠信、夏川結衣主演映画。

盲目の剣客である市が、とある宿場町にやって来た。その町はやくざの銀蔵一家に支配され、人々は苦しい生活を強いられていた。偶然知り合ったおうめの家に厄介になることになった市は、賭場にておうめの甥である遊び人の新吉と出会う。博打に勝った二人は、金を狙った芸者の姉妹(弟)に襲われそうになる。二人はある商家の子供だったが、幼少時に盗賊に両親を殺害され、その親の仇を探して旅をしていると打ち明ける。一方、脱藩して職を失った浪人・源之助夫妻もまたこの町に流れ着き、彼は剣術の腕を買われて銀蔵一家の用心棒を務めることになる。町の飯屋で市と源之助は出会い、互いに相手の剣術の凄さを見抜くのだった。

ある日、市は賭場の博打のイカサマを見抜いたことから、やくざと大殺陣を演じてしまう。やがて姉妹の親の仇が銀蔵と扇屋の主人だと判明し、姉妹は復讐を遂げるために銀蔵の家に乗り込む。
>|