らんでぃ

フライ,ダディ,フライのらんでぃのネタバレレビュー・内容・結末

フライ,ダディ,フライ(2005年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

高校生ボクサー石原に娘を傷つけられたサラリーマン鈴木が偶然知り合った高校生スンシンとその仲間達と仲良くなり戦いを教えてもらう話。
スンシン役の岡田准一、当時25歳ぐらいなのかな。顔面仕上がりすぎでしょ。もともとカッコいい人だなとは思っていたんだけど改めて見ると極まってた。しかもこのスンシンというキャラがまたね、あざとくてね。無愛想なのにめちゃくちゃ面倒見良くて、ツンツンしながらもふいに笑顔見せちゃったりしちゃって、筋肉はあるんだけど随分と小柄で、なんかいきなり守ってくれよとか言っちゃったりして。可愛い…。おじさんの中のメスの心が思わず開花しそうになってしまった。男を見て目の保養になるとは恐るべし。
ストーリーは正直かなり雑に思えた。大筋は好みの話なんだけど、もっと詰められたでしょう。行き当たりばったり感が強くていまいち盛り上がりに欠ける。石原をここまで嫌な奴に描いたのならば見ているこっちがもっとスッキリするような終わり方をしてほしかった。石原の仲間も教師も親も含めてちゃんと制裁を加えてくれ。全部を描く必要はないと思うけど、これだとあの後どうなるんだろうのモヤモヤ感の方が強く残ってしまったのが残念。
ただ、いろいろと描ききれていないだけで、嫌いな要素自体は全然なかったので普通に最後まで楽しく観れた。
主人公である鈴木もグチグチ弱音を吐いたりせず、ちゃんと高校生達をリスペクトし、時には大人の立場から引っ張ってあげたりと応援しがいのあるキャラクター。応援したくなる主人公ってそれだけで好き。バスのおっちゃん達もいい味出してたね。
唯一スンシンの仲間のメガネだけがちょっとウザかったかな。ごめんね。
らんでぃ

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