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あばずれ女のmikuのレビュー・感想・評価

あばずれ女(1979年製作の映画)
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穴のあいたセーターを着た女の子と、どうしようもない男の子の奇妙な同居。誘拐だと言うのさえ不十分な関係性。扉の上から手が届いちゃう鍵とか、絶対撮影してないあのカメラぐらい間の抜けた暮らし。マドがこそこそ話せば話すほどドキドキしてくるけど、こいつらなんなんだから逸脱はしない。ドワイヨンって歪な生活を描く天才なの?時々出てくる町の様子がほんのちょっと緑がかっているように見えて、かなり好みだった。マドの本当の人生を聞いてしまったから、最後の「わたし死んでるみたい」ってセリフにゾッとする。
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