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レネットとミラベル/四つの冒険のmikuのレビュー・感想・評価

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自然豊かな田舎で絵を描きながら暮らす頑固なレネットと、パリで暮らしソルボンヌに通う現代的思考のミラベルの愛すべき物語たち。夜が終わり朝になるまでのわずかな時間、自然の中に沈黙が訪れることを「青の時間」だと言い、それを共有したことに始まる友情。緑の中に浮かび上がる2人の赤い服がかわいい。この青の時間がとても神秘的でぜひ映画館で観たかった。そのあとの3篇はパリでルームシェアをしながら2人に巻き起こるいくつかの小噺。パリのめんどくさおじさんたちとそれにまつわる2人の倫理観のぶつかり合い。喋ること喋ること。これは大好きだ。
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