マルア

タクシードライバーのマルアのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.0
最初から最後まで、ヤバい奴がヤバい事をしでかす物語。
トラビスは最後に英雄と呼ばれるけど、そこに至る思考法が完全にヤバい奴のそれだし、たまたま上手くいっただけ感が否めない。
トラビスの孤独が狂気に拍車をかけていくのに同情はするが、ビタイチとして感情移入できず観ている間ずっと引いてしまっていた。

しかしジャジーな音楽と映像美は45年以上過ぎても全く古びておらず、どこを切り取っても様になる。BGVで常に流しておきたいレベルの素晴らしさ。

それとポン引きのスポーツ(ハーヴェイ・カイテル)が『レザボア・ドッグス』のMr.ホワイトと同じ役者さんとは気付かなくてびっくり。
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