宇垣美里

タクシードライバーの宇垣美里のレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.1
ジョーカーよりは面白かった。
というか世の中のどうしようもなさがジョーカーよりはリアルだった。

日常のなかに蔓延る鬱憤
その辺を歩いている人への嫉妬
自分も彼らみたいにできるかもと少しだけ期待して行動してみるも、上手くいかなくてまた裏切られて落胆。
愛するとは、愛されるとはなんだ、自分にはよくわからない、でもみんなは普通にやってる、でも自分にはそれが向けられない。
なんで?何でかわからない。
自分がおかしいから?でも自分はおかしいとは思わない。この世界がおかしい。
ファック。
この腐った世界をぶち壊してえ。
何でうまくいかないんだ。俺だって変わりたい。色々やってみてる、でも上手くいかない。もうこれはどうしようもないんだ、ムカつく奴は全員消す。
でも結局大統領はやれなかった。
また明日からもムカつく奴らとムカつく世界は変わらない。何も変わらない
ファック。

って感じ。
宇垣美里

宇垣美里