とんかつ

タクシードライバーのとんかつのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.7
もう少しでNetflix配信終わってしまうらしいので駆け込み。

76年の作品だけれど、若きデニーロの演技力とスコセッシの力強い映像で全く古臭さを感じない。
観てて楽しいし分かりやすい撮り方だった。

13歳のジョディ・フォスターと、ムキムキロン毛のハーヴェイ・カイテルも見所。

退廃したニューヨークの街はなかなか酷い様で、トラヴィスが苛立つのも分かる。
ただ皆孤独で寂しいだけだろうけれど。

怠惰な日常を送っている主人公が自分の人生を変えようと動く、みたいな話の映画はみんなクレイジーで面白いけれど、
凡人の私には「なんでそうなる?」でもある。
つまり共感を映画に求めている私にこの手の映画は不向きかもしれない。
けれど、大いに共感できないなりに運命を変えるヒントをもらう。
触発されたわけじゃないけど、貪欲に生きてみたり、素直になってみたい、と思ったかも。

孤独に駆られる系映画認定!
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