斎藤諒士

タクシードライバーの斎藤諒士のレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.0
街のネオンがタクシーの窓越しに雨で滲んでいるのがとても印象的。そこにくすんだ音のジャズがかかっていて、ロバートデニーロが優しそうな顔をしつつも、また渋いんだ。とても格好いい。
最後の方のシーン、血まみれの彼はまさに映画スターの目つきをしていて圧倒されてしまった。

女の子に嫌なことする奴を懲らしめるときにはおれも頭刈りたい。
ボーイズオンザランの峯田和伸はここからだったのかな。

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追記
ceroの2nd"my lost city"から3rd"obscure ride"あたりの音の雰囲気と、この映画の夜の雰囲気がとても似ているなぁと思いながら見ていた。光が滲んでる感じのMVとか。
見終わった後、沢山の著名人が映画を紹介してる雑誌をパラパラとめくってみた。
やはりceroの高城さんは中学生くらいの時からこの辺の映画を結構見ていて、それが自分の下地になっているらしい。
斎藤諒士

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