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タクシードライバーのkentaのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
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感謝されて救われたのかな。めでたし。孤独にはそれが薬なのかもしれない。最後の彼の表情は悪いものがすべて落ちたように感じた。

人生の単調さを乗り越えるにはそれしかなかったんだろうな。何かしたい、でも何かわからない。ただ毎日運転してすぎていく日常と焦る自分。そうしてたどりついたけど、なるべくしてなったことなんだろう。でも結局は大きな事件が欲しいんじゃなくて、誰かと心を通わせることだったのかもしれない。

結構好き。タクシーから見えるネオンの街並が美しい。それは全てが流れていって止まらない。サックスの響きも素敵。

すべての人が孤独だねえ。心を通い合わせるドラマはない。
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