じゃがいも

タクシードライバーのじゃがいものレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.2
2日のジョーカー試写会予習として、再鑑賞。
ニューヨークでタクシーを運転する元兵士の主人公の孤独、疎外感が破裂する。理性的でもなく完全に病質でもない、夢見心地な雰囲気がすごい。

タクシーを走らせていると、いかにもおしゃれでしょって感じのジャジーな音楽が流れる。しつこいくらいに流れる。主人公の感じる孤独やロマンスとシンクロしているような。

“You talking to me?” 怖いよ。瞬間的に「あ、この人ヤバい人だ」と感じるフレーズ。でも彼が勝手に壊れたわけじゃなくて、これは戦争と、帰還後の再起を助けてくれない社会が生んだ歪みだと言いたいんだな。

ジョディ・フォスターが演じる12歳の売春婦アイリス、もっと大人びて見えるし可愛いんだよな、、際どいシーンはないけども、彼女もスタッフも勇気があるなあと思う。カウンセラーの助言受けながらキャスティングしたらしい。アイリス、あと「アイズ・ワイド・シャット」のミリチの娘はロリコン製造機だと思う。危ない。

アメリカン・ニューシネマとフィルム・ノワールって何が違うんだろう?主人公トラヴィスは孤独を感じながらも人を遠ざけたり、不規則な生活をしつつ筋トレしてみたり自己矛盾していて退廃的。彼が変わっていく契機になる女性たちもフィルムノワールにおけるファム・ファタールってやつなんじゃ?と思った。

ラストの解釈は分かれるのかな?でもまぁ狂気は狂気。「部分的ハッピーエンド(かもしれない)」みたいな印象。