デニージョップ

タイタンの戦いのデニージョップのレビュー・感想・評価

タイタンの戦い(1981年製作の映画)
3.0
「若き勇者の冒険と愛のロマン」
大学の課題でリメイク前である今作をを鑑賞
サム・ワーシントン主演のリメイクは
過去に見た気がするが、記憶が皆無なので
今作のストーリーも実質未履修で鑑賞

ジョージ・ルーカス監督の長編デビュー作品
'THX-1138'がこれよりも10年も前に公開
同監督の説明不要'スターウォーズ:ep4'が
今作の4年前に公開しているのだが、
本当にこれは'81年の作品か、、?
あまりに映像技術、セット、脚本、演出
''ほぼ''全てにおいてチープすぎる
酷すぎて開始10分で脳が追いつかない
スケールの大きいスペクタクル作品だから
比較してはいけないとは思えない
(予算の都合な訳ないのでガンガン批判したい)
脚本も中々破綻してる
神々の覇気、威厳が全くない
ただのジジイとオバサンばかり
私情で世界ぶっ壊すし、人を化け物にする
神たちの喧嘩に世界を巻き込むな💢
人間より人間臭いのはさすがに笑う

ただ''ほぼ''と言ったのは、
現代では何でもCGがあれば再現可能だが、
当時の技術環境でも壮大に見せるための
工夫が随所に見られる
また81'年の作品にしては118分の長尺を
活かした丁寧なストーリー運びのおかげで
とても見やすく、流れの良い構成となっている
特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼンの
事実上の引退作であると思えば、
当時の作品としては充分の完成度と魅力を
誇っていたのでは無いだろうか

海の女神テティス役でマクゴナガル先生が
出てたのが一番面白かった笑