平塚サンダーバードちゃん

転校生 -さよなら あなた-の平塚サンダーバードちゃんのレビュー・感想・評価

転校生 -さよなら あなた-(2007年製作の映画)
4.1
登場人物が全員良い奴ってのがいい。
そして入れ替わる二人に恋愛感情がないところもスッキリ観れた。

途中いきなり主人公がピアノ弾き語りで歌い出して「ミュージカル臭ぇ!」と飛ばそうかと思いましたが、蓋開けてみると、これがまた音使いとか面白い曲。
しかも音と指と口がすごい合ってる!映像も比較的長いカットだしどうやって撮ったのだろう。かなりテンポルバートなのに合っている。
ただ一夫が一美の肩で弾くシーンはぶっ飛んでる。シリアスなはずなのになんだあの構図は…。あと一夫ちゃん、君の腕の動きはピアノそんな弾いたことない人のそれだ。オケに合わせようと必死だったのだろうけど、初心者のリズムゲームみたいになってる。逆に言えばやはり前述の一美の弾き語りシーンが合い過ぎなのだが…

そのあとはなぜかこの曲が中心になって物語は進みます。別にいいけどBGMで使いすぎ。

前半はコメディ要素多め。物語進むに連れてテーマに引き込まれる。
いい話だと思う。だからか分からんけど、男女の心と体が入れ替わる系お約束の色っぽいシーンもあるんすけど、やらしさがなくてそれも良かった。ちょっと期待していた僕らが恥ずかしくなるくらいに


一般的にアフレコが映画でどれくらい使われるのかとかよく知らないけど、
この映画はどれがアフレコのセリフであるか音質で分かる。録り方が画に合っていない(音の遠近)。役者の声のトーンが違うのもあるが。

ナンバーガールが曲にもした「転校生」…のリメイク、らしい。
ばちかぶりの田口トモロヲが出てる
あと一美のクラスメイトの方がかわいい