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ラム・ダイアリーのodyssのレビュー・感想・評価

ラム・ダイアリー(2011年製作の映画)
1.0
【つまらん!】

最近でもこんなにつまらない映画あったっけ、というくらいつまらなくって、退屈で、どうしようもない映画でした。

ジョニー・デップ出演作って、ここんとこ感心したことがないんですね。『Dr.パルナサスの鏡』、『ツーリスト』、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』、『ダーク・シャドウ』・・・・どれもイマイチ、イマニの作品ばっかり。そこにきてこれじゃあ、俳優を廃業したほうがいいんじゃないか、と暴言を吐きたくなっちゃう。

作品のコンセプトがそもそも不明。やる気のなさそうな新聞社主のもとで何とか動いている新聞社を描きたいのか、そんな彼に雇われたジョニデの必死さ、滑稽さ、哀歓などを描きたいのか、他の記者たちの奇怪さを描きたいのか、地元で何やらたくらんでいるらしい企業家(アーロン・エッカート)の秘密を描きたいのか、或いは諸々をひっくるめて熱帯で狂っている人間模様とプエルトリコの雑駁さを描きたいのか。

たぶん、どれも少しずつそれなりに描きたいのだろうけれど、どれも中途半端だし、作品の面白さにつながっていない。テンポも悪い。最初のあたりでもう、なんかダラダラしてるな、という感じがした。こういう話はテンポ良く次々と事件を起こさせていかないといけないんだけど、それが製作側に分かってない。

唯一の救いはヒロインのアンバー・ハードが美しいこと。ただしその魅力が全面的に捉えられているとはいえない。
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