B姐さん

ラム・ダイアリーのB姐さんのレビュー・感想・評価

ラム・ダイアリー(2011年製作の映画)
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アメリカ伝説のジャーナリスト、故ハンター・S・トンプソンの自伝(的)小説が原作。
ジョニー・デップのファンでも微妙だし、ハンター・S・トンプソンに興味がなかったらもっと微妙。興味があっても微妙な映画だ。一言で言えば地味。
それは当然で、彼が自分の「文体」(いわゆる「ゴンゾー・ジャーナリズム」)を獲得するまでの話なので、その後の『ハリウッドをぶっつぶせ』ほどのヒッチャカメッチャカではないからだ。
でも最大の理由はそれだけでなく、彼が独自の「文体」を獲得する作劇が盛り上がらないためだ。実話ベースだからしょうがないのはわかるが。

わざと抑揚を押さえて、すごく真面目に「シラフ」で撮った印象しか残らない。
どうせなら、少しでも「ラム」の匂いが嗅ぎたかった。

DVD(3/25/2015)
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