Pokhara

終着駅 トルストイ最後の旅のPokharaのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

トルストイって。こんな人だったのね。と理解する映画かな。自分も人生の終着駅かなと観た映画でしたが。駅でトルストイは亡くなったと知りました。
亡くなったときにあれだけたくさんの人が哀しんだのですから偉大な人だったんでしょう。
2歳で母を失くし9歳で父を失くし10歳で祖母を失くした貴族の家柄。お金にはこまらなかったけれども、多分それは人生でなにがしかの愛着問題
を抱えていることになったろう。そして、あの妻を選んで12人の子供を持ってそれで、性欲を憎んだと言われても何いってんだったとしか思えないけれど、反対にとても愛に飢えていた人なんだろうなと思えたし、とても人間らしい人だったんだなと思いました。
妻をカッコいいヘレンミレンが演じているがあんなにカッコよくはなかったんじゃないかなと想像してしまう。
とてもスキにはなれないズーズーしい普通に、所有欲をあらわせる女性だと思う。
明治時代にトルストイを真似て平等な村をつくる作家も、できたわけですね。
理想は大切。
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