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ロシュフォールの恋人たちのTAKAのレビュー・感想・評価

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)
4.4
2016.6.5 TC西宮OS Scr.6
午前10時の映画祭7

・カラフルでポップな傑作!
・ジャズから変奏曲まで音楽最高!!
・登場人物の其々のライフスタイル、エスプリの効いたエンディングも最高にいい(^_^)

いやぁ~、なんでこんないい映画まだ観てなかったんだろう?・・・って言いたくなるくらい素晴らしい作品。

オープニングでは、なんか見たことある人いるな?(ウェストサイド物語のジョージ・チャキリスf(^_^;)と思いつつも、当時の流行に乗っかって創ったのかなぁ、やっぱミュージカルはアメリカ映画の方が躍りのレベル高いな、なんて考えてた。
それがロシュフォールの広場でジャジーなナンバーが流れ出した辺りから、急に雰囲気が変わってくる。作品にどんどん取り込まれていった。

まず音楽最高!
凄い選曲センス。帰りにサントラCD買っちゃいましたf(^_^;
特にクライマックスの少し前、キャスト其々の想いを映した曲が重なりあって繋げていくシーン、最高に感動。
こういう個を重ねてシンフォニーを創り出していくセンスに関しては、やっぱヨーロッパ人は凄い。

服装や装飾もお洒落。本作に出てきた内装とかは現代日本でも通用するのでは?特にお母さんのカフェは凄いと思った。だってこれ50年前の映画でしょう?

そしてやはり登場人物が魅力的。
若者達は皆希望と夢に向かって進んでいく。大人は若い頃の過ちを悔いつつ、若者を暖かく見守っている。
ま、中にはヘンな人も居たけどf(^_^;
ストーリーがご都合主義でも構わない。気が付くと、素直に登場人物を心から応援し、心配している自分がいた。
いやぁ~、最後は本当にドキドキした。反則使ってもいいから何とかしてやれと。
エスプリの効いたエンディングでした。
(^_-)

突っ込みどころ
・末弟のブブ、送り迎えがないと小学校行けないのかよ?だとしても、初対面の知らないひとに迎えに行かすなんてありか!?
・・・牧歌的な世界で良いですね(笑)

いやぁ、本当にオススメです(^_^)
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