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ロシュフォールの恋人たちのKUBOのレビュー・感想・評価

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)
4.0
なんとなくゆるゆるっとミュージカル風レヴューが始まっていくオープニングは、今なら「ラ・ラ・ランド」的なんだろうけど、ジョージ・チャキリスが出てきちゃったら「ウエストサイド物語」としか言いようがないし、その影響は大きい。

この作品は、ともかくビビットなカラーにこだわる。ブルー、ピンク、イエロー、オレンジ。街並み、キャストの服装、小道具のバッグや紙袋、路上に停めてあるトラックの幌の色、その全ての組み合わせまで考え抜かれてできている。恐れ入るほどのこだわりと統一感。オシャレだ〜。そして女性たちの着るカラフルなファッションも、ひと回り? いや2回りくらいして、今見ても新しくてカッコいい!

また全編を彩るおなじみのミッシェル・ルグランの名曲たち。ミュージカルだけどジャズ風で、シャンソン風で、これもハリウッドのミュージカルとは一線を画していてオシャレ!

ジーン・ケリーまで出てきちゃうし、今見ると、かえって新しいフランス風ミュージカルです。
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