リバイバルのたびに映画館に通ってしまう。
冒頭の音楽と集団のダンスシーンでグッと引き込まれる。
曲が好き、キャストが好き、風景が好き、衣装が好き、ハリウッドほどの商業性を感じない点が好き、ちょっとダークな皮肉を含んだシナリオも、フランス女のわがままな部分も好き。
主演のドヌーブとドルレアックが本当の姉妹なのも、ドヌーブが昔から劣等感を感じていた姉と共演できて本当に嬉しそうな笑顔なのも、交通事故でドルレアックがこの後夭折したこともグッとくる。
当初はオードリー・ヘップバーンとブリジット・バルドー主演の予定だったらしいがそれよりもずっと上品な作品になったと思います。
ジャック・ドゥミ監督のセンスとミシェル・ルグランの最高の楽曲が生んだ宝石のような一本。
・脚本 7／10
・演技 7／10
・演出 10／10
・音楽 10／10
総合点 34／40
