バカな若者グループが、バカなことに親切な忠告を無視した結果、バカみたいにひどい目にあった前作とうって変わって愛と絆がテーマです、浪花節ブシかつおぶし！
思えば前作はロブ・ゾンビの奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用な頭の中を体現したかのような世界観でした、しかし今作ではスポールディングは白ペイントをやめキレやすく涙もろい昭和親父のように、オーティスは髪がボサボサ髭ボーボーのモブヒッピーの様相、ただ相変わらずベイビーちゃんは存在がエロエロしいことが救いです
冒頭で警察に急襲されたアジトを諦めて抜け道から逃亡するオーティスとベイビー、スポールディングと合流し気の向くままに人を殺しながらとりあえずスポールディングの弟の家へ向かうことに
一方まんまと逃げられた警察も殺し屋を雇う違法捜査に手をつけ、スポールディングの弟の住処にたどり着き…というわけで今作は「真の悪魔」vs「正義を代行する悪魔」の対決がキモ
「映画史上最高のラストシーン」とも呼ばれているあの作品をオマージュしたかのようなラストシーンになぜだか胸が苦しくなったりもしましたが、作風としてはやはり前作のほうが好みでした
こちらには気持ち悪さが足りない
