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眼下の敵のakiraのレビュー・感想・評価

眼下の敵(1957年製作の映画)
3.7
2023年の暮れにかけこみで鑑賞。

第2次大戦中、南大西洋で出会ってしまった米海軍駆逐艦 vs 独海軍潜水艦の対決を描いた作品。
潜水艦映画のクラシックということらしい。

両軍の指揮官がいい具合にくたびれたかっこいいオヤジで、ものすごく魅力的。
そんな彼らが淡々と指揮をとりながら、互いに顔を合わせることもないまま命賭けの熾烈な頭脳戦を繰り広げるのが熱い。

専門用語が飛び交うので、はじめはやや混乱したものの、ときにミニチュアの特撮、ときに実写(たぶんアメリカ側は本当の駆逐艦をつかって海で撮影しているのかな?現代の映画でもあまり見たことない、ものすごい迫力だった)を駆使して、何が起こっているのかを絵的に見せてくれるので、戦況がなんとなく理解できるようになっていた。

しめくくり方も大人の余韻が残るもので、いい映画見たなという感じがした。
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