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39 刑法第三十九条のBlouOutのレビュー・感想・評価

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)
3.9
先入観で、ムード優先の、ラストがどっちつかずの匂わせ着地の意味深スリラーだとばかり思っていて、食わず嫌いだったのですが、、、

アトロクで宇多丸師匠が物凄い熱量で推していたので、騙されてみるか、と、半信半疑で観ました、、、が、

申し訳ございません!宇多丸師匠〜傑作でしたよ〜

意味深スリラーではなく、砂の器とか市川崑の幸福とかに匹敵するような硬派な事件もの的肌触り!主役2人のやり合いは、羊たちの沈黙とか、ポールニューマンの評決とか、いろいろ過去の名作を思い出しました。話がよくできてます。着地は、匂わせなんかぢゃなく、完璧な離れ業の着地を見せます!

しかも、めちゃめちゃ、面白い上に、社会派的な問題提起が物凄い、凄い。

宇多丸師匠〜 ありがと〜
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