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39 刑法第三十九条のtのレビュー・感想・評価

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)
3.7
バイト先の店長からオススメされた一本。

役者陣の目線の動きやカメラワークがそれぞれの人物の心理状態をよく表現されていて、機微も感じ取れることができたため、内容はもちろん、技術的にも見応えがある作品であった。

データやそれを裏付けるエビデンスを持つことが難しい精神鑑定を実演でそのまま証拠として提出するという展開は斬新かつ異様な印象を受けたが、同時に最も合理的であると考えられたりと、解釈しながら鑑賞でき、大変面白かった。

最初の印象は、鬱屈した雰囲気が続く為、誰も救われない結末を迎えるものとばかり考えていたが、ラストの文言からは十分なカタルシスを得ることができ、納得もできた。あの終わり方がベスト。
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