ひばりの お嬢さん社長のLauraのレビュー・感想・評価

美空ひばり弱冠16歳。『リンゴの唄』の系譜につらなる戦後国産ミュージカル娯楽映画。芸能スターがスクリーンの上で戦略的に作られていく事例として興味深い。美空ひばりという人は一言でいうと年齢に釣り合わない芸達者ぶりと貫禄と落ち着きということになるのだろうが、個人的にはいつも見ていて何か少し不安になる。父ではなく祖父の事業を継ぐというのもフレッシュさをアピールする設定なのだろうが、あまり若々しくは見えない。背負ってるものの重さがそうさせるのだろうか。