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セーラー服と機関銃のnotitleのレビュー・感想・評価

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)
3.5
薬師丸ひろ子がヤクザの組長(名ばかり)になって奮闘する、というアイドル映画の金字塔。

お話自体は70〜80年代にありがちな荒唐無稽のバカバカしい内容なのだけど、相米慎二監督の長回しと仙元誠三氏の素晴らしい撮影によってめちゃくちゃカッコいい映画に仕上がっている。
こんな凄い映画を見ると、内容なんかどうでもよくて、演出と撮影で世界を構築する、それが映画の全てなんじゃないのかとも思えてくる。
むしろ、どうして技術が進んでいるにも関わらず、今の映画はこんなにカッコよく仕上げられないのか不思議でしょうがない。

今は失われた過去の時代がなんだか羨ましくなってしまつた。
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