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セーラー服と機関銃のBOBのレビュー・感想・評価

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)
3.2
薬師丸ひろ子の人気を決定付けた角川映画の代表作の1つ。

👠「わたくし、愚かな女になりそうです⭕」

誰もが知っている昭和の大ヒット作。ようやく観ましたよと。

突然やくざの4代目組長になっちゃったセーラー服の女子高生が、機関銃をぶっ放して、「カ・イ・カ・ン」というを名台詞を吐く、薬師丸ひろ子の青春アイドル映画。一袋のヘロインが発端となる悲劇の裏社会ドラマでもあった。

まあまあこういうものだと思っていたので、とやかく言うつもりもないが、映画というよりテレビドラマ寄りの作り。あまりにも奇想天外というか、いい加減というか、能天気というか、、、。街並みや大衆など、昭和日本描写は興味深かった。

元気ハツラツとした薬師丸ひろ子。透明感のある清らかで伸びやかな声が素敵。17歳の少女がクレーン車で吊し上げられ、コンクリート漬けにされるシーンにはとても驚いた。当時はこんなこともできたのか。ブリッジ姿での登場シーンや初キスシーン、『七年目の浮気』のマリリン・モンローばりにスカートを靡かせるラストシーンも印象的だった。

あとは、ワンカット長回しのバイクシーン。昭和らしい硬派な単車集団暴走が始まったかと思いきや、青春ラブラブバイクデートに移っていった。あまりのノーテンキさに笑いが堪えきれなかった。

柳沢慎吾!!

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