冒頭のお母さんと電話しながら料理するシーンで既に「あ…これは…好きなやつだ…」と確信した。
ジャームッシュがチョイ役で友情出演してるところからも分かるように、彼の初期作を思わせるオフビート感が全体に漂っていて、チャチャチャのダンスの練習のシーンなんかは正にパーマネントバケーションのようであった。
ボロアパートの部屋にタルコフスキーのポスターが貼ってあったり、羽毛が飛び交うシーンがやけに幻想的だったり、結局真相は霧の中で終わってしまったり、バランスが絶妙。
NYに住む夢追い人のストーリーとして、フランシス・ハが好きな人もハマるんじゃないかなぁ。
それにしてもやっぱり白黒のNYは本当に美しい。