じろちぃ

地球の静止する日のじろちぃのレビュー・感想・評価

地球の静止する日(1951年製作の映画)
2.0
地球の平和を守るためにやってきた善き宇宙人の話。
だが、ちょっと待て。
のんびり見ていたのにいきなり宇宙船の前での演説シーンで何かが引っかかる。
巻き戻して再度、みる。

これ、アメリカが日本に原爆を落としたことの言い訳じゃないか?
映画の公開は原爆を落としてから6年。
映画の途中、わざわざ「原子力」というワードも使っている。

「宇宙船で各惑星を巡回して平和を維持する」世界の警察と言われたアメリカですからね。
「暴力の兆候を見れば自動で攻撃を発動」攻撃は先に暴力の兆候があったからだ、と。
「発動させた報いはあまりにも恐ろしい」誤魔化しようがない事実ですね。
「結果、平和を得た」ほら来た。
「武器や軍を持たず侵略や戦争から解放され」原爆落として降伏させて軍を取り上げましたもんね。
「完璧に至ったとは言わない」ほらまたそれだ。
「だが我々の制度は機能している」アメリカが正義ですもんね。

モヤモヤ…

The end が出たときには
はぁ????って変な声が出ましたよ。
結局
テメエら仲良くしろよ!
仲良くしないとぶっコロすぞ!
焦土と化してもいいのかワレ!
テメエらは原爆使うなよ!
俺は世界の警察だから使ったけどな!
俺が作った平和万歳!
ってことですか?

モヤモヤ…

考えすぎ?

モヤモヤ…
じろちぃ

じろちぃ