じろちぃさんの映画レビュー・感想・評価

じろちぃ

じろちぃ

映画(1710)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

炎上(1958年製作の映画)

4.9

そりゃ面白いはず。
三島由紀夫の金閣寺が原作だもの。

市川雷蔵、坊主頭で学生役は珍しいなと思ったら、元々川口浩主演で決まりそうだったのに諸事情でらい様になったらしく、彼に現代劇(しかも障害を抱えてい
>>続きを読む

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

5.0

何から書いていいかわからない。
とりあえずクリント・イーストウッド監督、最高!

主演俳優さんはこの映画の元になったミュージカル版でも同じ役をやっていたらしい。素人考えだけどミュージカルもやってストレ
>>続きを読む

軌道の上の恋(2013年製作の映画)

4.0

ショートムービーにするのがもったいないシチュエーションの新しさ。

そして、親の立場でも子の立場でも
切なすぎるストーリー。

はぁぁぁ……

モーメント(2019年製作の映画)

4.0

このまま2時間映画にしても良さそうなストーリーを、ギュッと上手く22分に凝縮したようなショートムービー。
すごい。

タイピスト!(2012年製作の映画)

3.8

スポ根系ラブコメ。
ただし厳密に言うとスポーツではない。
世界の言語が同じなら今頃オリンピック競技だったかもね。
若い人は今のPCのキーボードを想像するだろうけど、いやいや思いっきり打たないと印字でき
>>続きを読む

私は海から来た(2023年製作の映画)

4.5

坂道を落ちていかない荷車。
子供たちはそれぞれ好きな色の服を買い
タクシーに乗ってそのまま波に揺られる。
減らないジュースはザクロとイチゴとベリーの味で、美しい人は振り返ると花嫁に。
ボートに乗り、泳
>>続きを読む

マンモス(2018年製作の映画)

3.8

難しいよね。
どちらにせよ、難しい。

ラスト、暗転してからの音の使い方が秀逸。

午後の遺言状(1995年製作の映画)

4.0

独特。

生と性。
独特の気持ち悪さを孕んでいる。
いい意味でも悪い意味でも。

戯曲のような台詞回しや、過剰な感情をのせない演技。
一見、意味なく挟まるちょっとした事件。
冒頭からは想像がつかない妙
>>続きを読む

インビジブル 暗殺の旋律を弾く女(2018年製作の映画)

2.0

どうせB級と思ってゆるく見始めたので、途中何か逃したのかな?
人間関係が途中ちょっとよくわからなくなってしまった。
映像や雰囲気はいいけど…なんだろう…やっぱりシリアスなB級ってところかな?

以下ネ
>>続きを読む

ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)

2.0

この監督の作品は好みではないのだけど、あまりにもすごい俳優陣なので思わず観てしまった。
やっぱり合わなかったかな…

この作品は任侠映画好きと野球好きの人は楽しめたのかな。謎。
任侠映画好きには、いつ
>>続きを読む

大いなる西部(1958年製作の映画)

3.9

有名なあの曲はこの映画のテーマだったのかー

都会から来た新参者が、嫌がらせ受けたり都合よく使われたりするけど
色々あって結局彼が土地の問題を解決する系の話。

ファザコン婚約者役のキャロル・ベイカー
>>続きを読む

リアリティ・プラス/リアリティ+(2014年製作の映画)

3.6

ショートフィルムならではの無駄を省いた作品。

「世にも奇妙な話」の、たまにあるオチがハッピーなやつって感じ。

路上の医師(2018年製作の映画)

3.0

LAのホームレスを診察する医療チームのドキュメンタリー。
ホームレス、こんなに多いんだな。
薬物中毒も大勢いて、医療チームにも危険はあるだろうに。

あまり深刻なシーンを撮影しなかったのはどういう意図
>>続きを読む

ローン・ウルフ(2021年製作の映画)

2.8

ん?
映画「ミッドナイト・マーダー・ライブ」に似てるぞ?
と思ったら、こちらの方が一年先に作られている。はて?
このモヤモヤするラストを、ある意味味変させて完結させたのがミッドナイト・マーダー・ライブ
>>続きを読む

エレクトリック・インディゴ(2013年製作の映画)

4.5

実際のモラルとかそんなのは置いといて、
ショートフィルムながら、ちゃんとした映画を一本観たような満足感…いや、疲労感?

そういうシステムになった時に何が起こるかと考え始めたがやめた。
これはこれで作
>>続きを読む

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.5

モノクロの現在
カラーの過去
そのカラー部分がだんだん妄想に




以前、乙一の「失はれる物語」を読んで衝撃を受けたのだが、
もしや乙一氏、この映画をオマージュしたのかな?設定が…
乙一氏、天才なの
>>続きを読む

ブルカ・シティー(2019年製作の映画)

3.9

これ、どこで作られたんだろうと思ったらフランス。
なるほど。物事の茶化し方がフィリップ・ラショー作品などに通じるものがある。
が、よその宗教や文化をここまで茶化すのはどうなんだろう。
基本、毒のあるフ
>>続きを読む

トゥー・ウィークス・ノーティス(2002年製作の映画)

3.8

NHK BSの字幕放送で観たのだが、字幕が悪すぎる。2人の丁々発止が半分ぐらいしか訳されてない印象。字数の制約があるからかとも思ったが、ほんの短いやり取りでも良いところが端折られていた。残念すぎる。>>続きを読む

アース・エンカウンターズ(2018年製作の映画)

2.0

10分ぐらいでサラッと描いたら面白かったかな。
なんだか肩透かし。

ライトスタッフ(1983年製作の映画)

3.8

史実とどこが違うのか、調べながらの鑑賞。
ヒーローとされつつ、裏では人権無視。サルと同等ね…。実際も上の人たちの認識はそんなもんだったのだろうと想像する。

薄味だがまあまあの娯楽映画。
しかしこの内
>>続きを読む

ヘリウム(2013年製作の映画)

3.5

観ている時はそれなりに心を打たれたけれど
少し落ち着いて考えると
それって、残された人のためですよね
という気持ちが湧いてきて
だとしたら
何が正解かわかんねーや!と。

なんか色々、考えちゃったよね
>>続きを読む

太陽が知っている(1968年製作の映画)

4.3

太陽が知っている?
知らないよね?
原題見たら「プール」
邦題なんでそうなった…


飛び込むアラン・ドロン。
泳ぐアラン・ドロン。
ダメ男アラン・ドロン。
良い。
ロミー・シュナイダーの目の色。
>>続きを読む

赤と白の錯覚(2014年製作の映画)

4.5

怖い。

関係ないが
これから4月になると大学のサークル勧誘が始まる。
話のネタにと面白半分で某新興宗教系サークルの人ついていくと、この映画で起きたようなイリュージョンが…
なので、本当に気をつけてく
>>続きを読む

VR職場(2019年製作の映画)

2.9

世にも奇妙な的な近未来ホラーかな?
ありがちと言えばありがち。

観ていてだんだん退屈になってくる。ドキドキが続かない。半分の時間でギュッとまとめれば良かったかも。

燃やせ(2022年製作の映画)

3.0

短い作品の中でテイストがコロコロ変わるのが邪魔して観ているこちらの気が逸れるというか…
もう少し作品の空気感というか世界観みたいなものが定まっていた方が良かった気もする。
上手く言えないけど。

スト
>>続きを読む

マダガスカルのトラベルノート(2010年製作の映画)

4.0

アニメーション作品

様々な画風と写真と音楽

集い、踊り、弔う人々

異国の文化に対する大きなリスペクトを感じる。

短編映画にしてはエンドロールのボリュームがあるのも、出会った人々に対する感謝の気
>>続きを読む

11月1日(2019年製作の映画)

3.9

長年の怒りや恨み
老いて失いつつあるもの
コントロールの効かなくなった感情

理不尽に四六時中罵られながらも
寄り添う以外の選択肢がなかった娘

禁忌

決裂




死刑廃止論の是非は正直わからぬ。
>>続きを読む

野良犬(1949年製作の映画)

3.9

初期の黒澤作品。
音声がはっきりしないので日本語字幕を出して鑑賞。

クライムサスペンス風ではあるが、後の黒澤作品に通じる人間ドラマだと思う。

彷徨い歩く場面、夜来香や東京ブギウギ、ブンガワンソロな
>>続きを読む

おもちゃの国(2007年製作の映画)

5.0

大きな賭けに出たあの一瞬の緊張感。

ショートムービーとは思えぬしっかりした映画。

日日是好日(2018年製作の映画)

5.0

削ぎ落とし、削ぎ落とし、言葉少なに時間をかけて。
観客の「受け取る力」を信じてくれている作品。

黒木華の本気。

不連続殺人事件(1977年製作の映画)

2.0

期待しすぎた…
人が多すぎて内田裕也以外よくわからんし。

「美女は恋の仕方において秘密を愛するものです。
ところが醜女は、恋をひけらかす性質なもので」
酷い言いようだーw

裸、多め。
ちょっと気持
>>続きを読む

狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.5

アル・パチーノの演技力あってこその作品。ほぼ淡々と事件が描かれていて余計な味付けをしていないのに、これだけの時間をもたせるのは素晴らしい。BGMさえないので、感情を変なところに引っ張られずに、常にアル>>続きを読む