ヤマダタケシ

地球の静止する日のヤマダタケシのネタバレレビュー・内容・結末

地球の静止する日(1951年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

・UFOが開いて中からクラトゥという男が出てくるシーンがすごかった。UFOはセットで作られてるわけだが、それが変形しスロープが出てくる。よーく見ると継ぎ目はあるのだが、しかしパッと見違和感なく実物が変形しているのはすごい。
・人類の存亡に関わるテーマでありながら、ほぼクラトゥと少年やその母親たちとの交流がメインになっている。個人的に少年と歩く一日がとても好きだった。
・疑心暗鬼になりクラトゥを殺そうとする人々も描きながら、ちゃんと善意の人も描いている。そのバランス感が良い。
・ただ最終的な平和の糸口は核の抑止力的な事であり、ある種進んだ存在が示す希望がそれってのはリアルだなぁと思いながらちょっとがっかりな感じも。