このレビューはネタバレを含みます
ジョンコナーの顔がいい
アスタラビスタ、ベイビー
映画史のうえでエポックだったのはCGだ。悪役の新型ターミネーター“T-1000”(ロバート・パトリック)が液体金属という何にでも変身可能なボディの設定で、これを開発途上の段階から抜け出しつつあったコンピューターグラフィックで見事にヴィジュアル化した。本作でアカデミー賞視覚効果賞を受賞したVFXスーパーバイザーのデニス・ミューレンは、続けて『ジュラシック・パーク』(1993年/監督:スティーヴン・スピルバーグ)の恐竜群を手掛け、この2作は“VFX革命”の起点としてよく位置づけられる。