このレビューはネタバレを含みます
午前十時の映画祭
冒頭20分のドキュメンタリー映画があり、この映画の経緯を理解。
戦時中、戦後GHQの検閲でかなり短くなっている。軍人妻の未亡人と無法松との恋にあたるシーンはカットされているらしい。
カットはされているけど、気の良い車夫と泣き虫少年の交流物語としても見れる。
当時の日本の古き良き風景が描かれていて興味深い。芝居小屋、田んぼだらけの旅の一本道、運動会、祭りが行われている町等々作り物だとしてもその日常風景が面白い。
祭りで太鼓叩いてからの、ラストの幻想的なオーバーラップ。花いちもんめや風船、車輪、雪、かけっこなど。
無法松が死後になって急に終わる。